パリ・オペラ座「ジゼル」

2021年6月20日


なんとか3階の隅っこの席で観れた~・・・という感じではあったのですが、その「場」にいるというだけでワクワクして嬉しくってしかたがありませんでした。

始まるともう、あまりにも美しいパリオペのジゼルの世界に入り込んでしまい、我を忘れて見入ってしまいました。
踊りの素晴らしさは言うまでもなく、ジゼルのオレリー・デュポンとアルブレヒトのニコラ・ル・リッシュの美しさにただただ溜息・・・でした。
オレリーさん本当に綺麗です。
人間とは思えないくらい整った御顔立ち。
ディズニーの御姫様がそのまま実体化したかのような造形美なんです。

お衣装がまたすっごおく!素晴らしかったです。大感激。
やはり別格な趣でした。素材感とか色調、細部のデザインのレベルの高さなどなど・・・、3階から観ていてもその完成度の高さがわかりました。
特に、1幕で貴夫人と貴族たちが登場した時は、思わず、ジゼルを観たいのに、必死にオペラグラスで貴族たちの衣装を観察してしまいました。
それにその素晴らしいお衣装を着こなす麗しき人々にも溜息。
なんかもう異常なくらい興奮してましたね~あの場面は。
特にお帽子とか素敵過ぎです!
皆さん、着こなしも最高に決まってて、モードな雰囲気にあふれ、ファッションショーのようでした。
映画「ココ・アヴァン・シャネル」でオドレイ・トトゥが帽子作っていたのを思い出していました。流石に本場だなあ。
ジゼルが思わず、ひざまづいて、パチルド姫のドレスの裾に頬ずりするのですが、私もやりたい~と思ってしまったくらいです(笑)。

2幕も幻想的で美しい舞台セット。品があります。
暗いなかに白く浮き上がるシフォンのドレス、ウィリたちのキッチリと揃って並んでいるのを見ると、まるでコピー&ペーストしたみたいに均一で、見事でした。
しかし今回大失敗だったことは、Lサイドの席になってしまったため、ジゼルの墓が見えなかった~(泣)。
特にジゼルはL側は避けないといけませんね・・・。

墓は見えなかったけど。素晴らしい舞台で大満足でした。
あんまりにも美しい舞台で、涙が出そうでした・・・。
遠い席でも、観れて良かったです。次回はもっと近くで観たいな。

今日は入口に「大入」の看板が。

カーテンコールでは1階席、総立ちで、さかんに声援があがっていました。
最終日だったので、紙吹雪やトリコロールのテープが下りてきて、華やかなフィナーレでした。

もっと行きたかったなあ~


これは昨年秋にパリに行った時に撮影したもの。

ちょうどオペラ座で「ジゼル」をやっていて、上演前の時間に行ったので、オペラ座前はドレスアップした人達でいっぱいでした。
中には入れなかったけど、そこにいるだけで楽しかったです。

ほんとにオペラ座の前に来た時は、娘と2人で大興奮してしまいました(笑)。


とりあえずDVD買おう・・・