バレエ・フォー・ライフ
モーリス・ベジャール・バレエ団の「バレエ・フォー・ライフ」観賞。
もう思い残すことはありません(また・・・)。
しかし何と書いてよいのやら。
言葉?
言葉なんか、もう何を言ったって陳腐なだけなんですもの。
バレエって本当に素晴らしいですね。
言葉でなく、肉体という人間の最も究極的な芸術表現だったんですね・・・
バレエの世界を知らなかった今までの私っていったい何だったんだろう、というくらいに
今はとにかく夢中です。
大好きになってしまったジル・ロマン様も思う存分観ることができました。
後ろ向きに立っているときの背中とか肩のあたりの表情とか、たたずまいが好きだなあ。
もちろん、シャープな動きも素敵です。
今日は少しだけセリフが入るので、声も聴くことができましたし。
あなたはおっしゃいました。
“戦いをやめて、愛し合いなさい”と。
だから、わたしたちは愛し合いました。
なのに、どうして、愛は戦いを強いるのでしょうか?
これは、会場で配られた出演者リストの裏にあった対訳です。
音楽はクイーンとモーツアルト。
衣装はヴェルサーチで、まるでファッションショーを観ているようでした。
テーマは愛、生と死。
ベジャールさんて、ハイセンスで美しくて、そして哲学的です。
カーテンコール・・・何度も何度も幕が下りたり上がったり。
観客は総立ちでした!!!
2008/06/13