「バヤデルカ」２回目
今日も渋谷のオーチャード・ホールで、レニングラード国立バレエの「バヤデルカ」を鑑賞。
今日の公演は、６日よりもさらに気合いが入ってて凄かったです。
完璧！
ニキヤを可憐に美しく踊るペレン、生き生きと生命力が身体中から溢れているシェスタコワのガムザッティ、お見事でした。
「バヤデルカ」は第３幕が好きですね。
幻想的で美しく、音楽もメリハリがあって心地よくて、なんといっても振付けのヴァリエーションが見事で、じっくりと踊りを堪能できて見応えがあります。
２幕の全身ゴールドの”黄金の偶像”も好きだな～無表情で面白いのです。
ストーリーは、愛をまっとうしなかった人間たちに対し、神が怒り世界は崩壊するという、とても心にしみいるお話です。
ルジマトフは本当に、ひとつひとつの仕草が美しいです。
姿かたちも踊り方も本当に素晴らしく綺麗で、とりわけ、手のかたちが綺麗ですね。
ダンサーの人達は、もちろん、皆さん手の先まで気を抜いていなくて美しいけれども、ルジマトフの手は特別です。
つい、手ばっかり観てしまって・・・手フェチみたいだわ。
（描きたくなってたまらなくなってくるし！）
男性ダンサーに、ルジマトフと同じくらいに髪をのばし、踊り方も体型もとても良く似ている人が２人いて、なんだか可愛いな～と思いました。
それにしても指揮のミハイル・パブーシンさんて色白～。
女性ダンサーより、もうワントーン彩度が落ちるというか、ヴァンパイアのように白い・・・。
オーランド・ブルーム似の美形な方なのだけど、オーリーが脱色したような感じ（笑）。
指揮も、昨年の頃よりしっかりしてきて、貫録が少し出てきた感じでした。
カーテンコールでは、観客総立ち！！すごい熱気でした。
皆、全然帰らないで拍手し続けるので、ルジ様も出たり入ったりを何度も何度も・・・
サービスでジャンプまで見せてくださったり、ポーズをとってくださったり、みんな大喜びでした。帰れ～と言わんばかりに出口の非常灯が点灯してもまだ帰らなかった・・・。
大感動の舞台でした！