2019年に観た映画

2022年5月18日

2019年に観た映画リストです。

※とりあえずの個人的評価基準・・・あくまでも私個人の主観であることが前提。
★★★★★ 素晴らしい。リピートしたい。
★★★★  良い作品であると思う。
★★★   評価するけれど、人に強力に勧めるかというと…考えてしまう。
★★    部分的に面白かったりするかもしれない。
★     無評価ではないレベル。
なし    評価することが難しいと感じた。作品によってその理由は様々である。

※とはいえ、基本的にこのような記号★での評価は最善ではない。限りない言葉や思いを凝縮し極めて単純化したに過ぎない。

<劇場鑑賞>

レディ・マエストロ ★★★★★ クラシック音楽好きには本当にたまらない映画。NY,アムステルダム、ベルリンと3つの大好きな街が登場して嬉しくてワクワク♪
キャストの皆、とっても良かった!でも私が一番好きなのはベルリンの指揮者役リチャード・サメル。あとベース弾きのロビンもすごく良かった。それと・・・、、、語りだすと止まらない。
良い映画でした。

荒野の誓い ★★★★★ こういう作品、ほんとに大好き。表現が下世話だが、西部劇あるあるなシーンにツボに来まくりでした。クリスチャン・ベールがカッコよすぎ。場内の客は、白髪の男性ばかりでやけに盛り上がってる(笑)。シャラメ目当ての女性客も少々。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★★ ブラピ&デカプのバディがたまらなく良い。いい雰囲気が出てる。実際の事件は知っていると、この作品の意味、楽しみ方が深まると思うので事前勉強必須。ラスト10分の大団円、これは実に素晴らしい。レオーネ監督オマージュか。タランティーノ監督の演出力が生き生きとしている。

トールキン ★★★★★ リンガーの一人として、この作品を観たことは、感慨深い。LOTRの4人のホビットには、そんなに深い意味と悲しい過去が背景にあったとは…。原作本としてのトールキンの「トールキン或る伝記」を読んでいたので、映画作品の表現しきれていない部分を”観ながら”楽しめた。その後の、ルイスとのエピソードも映画化してほしい。

トイストーリー4 ★★★★★ 笑いっぱなしで、もうとにかく笑い過ぎだった。脚本的には、今までと少し視点が変わった。そこが興味深い。観るたびに映像に驚くピクサー作品だけど、今回も驚愕の嵐。すっごい。なんですか本当に!

スパイダーマン ファーフロムホーム ★★★★★ なんか…とても良かった。笑う要素満載だったし、主人公の軽やかさも手伝って、ふわっとした感覚ではあるんだけども、エンドゲームを経て、心の内面の深さにじんわり。個人的にはオランダのシーンにドツボ。爆笑!!!

X-MEN ダーク・フェニックス ★★★★ 外伝という感じ。ビジュアルの進化には、目をみはるばかりである。エフェクト効果が凄すぎ。ラストシーンは和みました~~~いいなあ。

アベンジャーズ エンドゲーム ★★★★★ 感無量。けど、受け入れるのにしばらく時間がかかった。私は完全に受け入れられるのだろうか?実はまだわからない。でも…アイアンマン最初からずっとマーベルを観てきたんだな。という、長い年月にあらためて感慨深いものがあります。あとからあとから・・・じんわりとやられる・・・・・・・・・・・

キャプテン・マーベル ★★★★★ なぜ“アベンジャーズ”なのか?なぜマーベルなのか?という部分が最後に明らかになり、とても感動しました。90年代の雰囲気やファッションも良かった。スタン・リーありがとう……。エンド・ゲームが楽しみです。

運び屋 ★★★★★ 本物。本当に本当に最高でした!!!イーストウッド、再びスクリーンに帰ってきてくれて、本当にありがとうございますっ。感涙です。めっちゃカッコよかったし、演出も脚本もカメラワークも、スッキリ端正でわかりやすくてしかも重厚で、何もかも素晴らしかった。人間というものの複雑さを、ものの見事に描いている。

ファーストマン ★★★★★ 臨場感が半端なく凄い。とにかく過酷な現場の状況の映像表現と、関わる人達の心理描写が見事。アナログ感が素晴らしい。船長のメンタル強すぎ!勉強になりました。

コードギアス 復活のルルーシュ ★★★★★ 感動…!復活です!絵の美しさにも感動。あと、メカデザインが進化しててすごく楽しかった。衣装も綺麗。悪役の声優陣がすごく豪華♪
また作ってくれないかな~期待しています!!!

蜘蛛の巣を払う女 ★★★★ 2,3を飛ばしていきなり4から!しかも原作者も違う人になっているし、キャストも監督も新たになって色々と驚くが、このシリーズは大好き。アルバレス監督の手腕、とっくりと楽しませていただきました♪アクションシーン、すっごく良かった!

アリ― スター誕生 ★★★★★ 音楽ビジネスの栄光と闇。4回目のリメイクとなるが、現代のビジネス、アルコール、薬物、家族、絆など様々な問題をアメリカの音楽の世界から描く。人間の愛、エゴなど・・・心の内面について語りかける。終わり方は・・・すごく考えさせられる。観終わって時間が経つほど、心に訴えかけてくる。B.クーパーとL.ガガ2人の演技が素晴らしい。あとS.エリオットが凄く良かった!

<DVDなどで過去作品(映画・ドラマ)鑑賞記録>

メタノール(ドラマ) ★★★★ 実際の事件に基づいている。こんな幼稚な思い付きで犯罪を犯すのか?と驚くし、犯人達は、人の命を軽く考えすぎている。・・・といちいち驚くが、最近でも似たような事件が世界中のあちらこちらで見かける・・・そしてさらに驚くのであった・・・。ものを深く考えなさすぎるのだ。。。しかしドラマとしては、とても上質。良くできているし、俳優さんたちも個性的でとても良い。前半観ていて、こんな事件アッサリ解決じゃないのかと思いきや、泥沼化していくあたりの演出も秀逸である。見ごたえあり。

マインドハンター(ドラマ) ★★★★★ NETFLIXでシーズン1~ まで観賞。観始めると止まらない。引きこまれる。何も気にせず観始めて、しばらくしてからフィンチャーが製作と知り、衝撃。人間の闇の深さをえぐるようだ。新シーズンを心待ちにしている!早く観たい~~~

マインドハンター ★★★★ 上記のドラマと同じタイトルの映画作品だが、全く関連性はない。今や超有名俳優が、次々殺されます。・・・ってところにまず驚き(かなり)。ドラマ「コールドケース」の主人公リリー役のキャスリン・モリスが良かった。見ごたえあり。

インフェルノ ★★★★★ 劇場公開時に観たので2度目の観賞。原作も読んだが、原作との相違にはいまだに違和感を感じつつも、それなりに面白い。イタリア旅行の参考になる。下記の『めぐり逢わせのお弁当』のイルファーン・カーンが良い。全く別人になっているのにも驚く。

めぐり逢わせのお弁当 ★★★★ 良い作品だった。結末は観るものにゆだねられる。ふつうの家庭での、インド料理を作っている様子、そこに息づいている街の人々の様子など、演出がとても良い。意外な展開も良い。

狼たちの午後 ★★★★★ 過去何度か観たが、あれから色々なものを沢山観て、その上で本作を観ると、本当に凄い作品なのだと、痛感する。若きアル・パチーノの壮絶とも言える演技力。カメラワークには魅了されっぱなし。
私が最も好きなのは、終盤の車内のシーン。緊迫する。DVDで鑑賞したが、特典映像がすごく良かった。ロケというか、実際の建物の中に銀行のセットを作ったというのが驚き。臨場感がスゴイ。

砂上の法廷 ★★★★★ やられた~~~~~!!!もうすっかりと騙されました。詳しくは書けません。予備知識なしで観るべし!!!大丈夫、すごくいい映画だから。

人生はマラソンだ! ★★★★★ なごみ系&お笑い系かと思いきや、人生について深くアピールしてくる内容だった。ゆるーいノリのオランダ的な感じが、なんとも言えずイイ感じ。

ダークネス ★★★★★ 夏なのでホラー映画三昧(苦笑)。スペインのジャウマ・パラゲロ監督は脚本も担当。やはり監督&脚本の作品は、良いです。上質ホラーとして、がっつりと見ごたえあり。人の闇は深い。高校生役のアンナ・パキンがめっちゃ可愛いので必見。

リサイクル 死界 ★★★★ 大好きな監督、双子のパン兄弟監督作品である。ホラー映画だが、やはり脚本、演出、美術など、とても見ごたえがあり、素晴らしい。
      
ホテル・エルロワイヤル ★★★★★ 文句なしの上質なクライム・サスペンス。群像劇仕立てになっていて、登場人物からの視点が変化するたびに、面白さが深まっていく。豪華キャストも必見。吹き替えも凄い。特にクリヘムは森川智之!

ヘイト・ユー・ギブ ★★★★ 心が熱くなる映画。人種差別のアメリカの闇を、黒人の女子高校生の視点から描く。普通の日常が、一変する恐怖。

ザ・プレデター ★★★ 微妙だけど、個人的にはわりと楽しかった!まるで続きがあるかのような終わり方だったが・・・

トリプル・フロンティア ★★★★★ 傭兵ものの過去作品を色々と思い出していて、そういう視点でとても楽しめた。内容は、現代の社会背景を掘り下げているところ…深く突き刺さってくる。
キャストが豪華で、そういう意味でもすごく良かった。終盤は「ワイルドギース」思い出してしまう。大好きな作品のひとつである。

ルーム ★★★★★ 公開時に観れなくて。ずーーっと観たかった。本当に素晴らしい作品。被害者の子供視点で描かれているところが、新鮮でもあり、そして、とても深い。さらに素晴らしいのは、子供の生命力、生きる力。命の尊さ。

ヴァイキング 誇り高き戦士たち ★★★ 2016年ロシア映画興行収入第1位を記録した歴史劇!ってことで予備知識もないままに観賞。ロシアの始まりってこんなだったのか!と驚きました。しかし殺戮と略奪の歴史…。信仰もどうなのか…とか様々な混乱の時代。同じ頃の日本は平安時代…これにも驚きます。歴史の勉強になりました。

夜明けの祈り ★★★★ 観始めてから重いテーマと知り、一瞬ひるんでしまったが、困難に立ち向かっていく女性たちの姿に癒され、生命の強さに感動した。カロリーヌ・シャンプティエの映像美に癒される。

ダーク・プレイス ★★★ 「ゴーン・ガール」の原作者。シャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトの2人が車に同乗しているとつい「マッドマックス」を思い出してしまう。やたら豪華キャストで楽しかった。クロエ・モレッツの悪女っぷりに驚いた。

キュア 禁断の隔離病棟 ★★★ デハーンが良かった。ありがちな設定とはいえ、結構楽しめた。ゴア・バービンスキー監督独特の美的センスが随所に光っている。オペラ座の怪人的演出も楽しかった。ミア・ゴスの個性が素晴らしい。

アークエンジェル ★★★  BBC制作のダニエル・クレイグとガブリエル・マクトが出演。『スターリンの葬送狂騒曲』にも出てきた、部屋とか、スターリンの倒れた直後とか、共通のシーンが出てきて、狂騒曲観ておいて良かったと思った。けど、狂騒曲と本作は内容的には全く関連しない。…あんなにも人々を洗脳できてしまうなんて恐ろしいことだとつくづく思った…。ダニエルとガブリエルがダンスするところが可愛いです(喜ぶシーンではないのだが)。

グランド・ホテル ★★★  当時はこの手法が新しかった。今やこの”グランドホテル形式”は、使われ過ぎてしまったと思うし、私自身もすでにさんざん観過ぎてしまった感じ。
なので新鮮味はなし。ただレトロな雰囲気が味わえる。それにしてもブラックだった…。あんなにたくさんの現金を持ち歩くのが富裕層の日常だったのだろうか?考えてみると全てが現金払いなのか。クレジットカードやスマホの現代から考えるとすごくハラハラしてしまう。