映画『トリプル・フロンティア』の感想
作品情報
時間:125分
原題:Triple Frontier
製作:2019年アメリカ
監督:J・C・チャンダー
脚本:J・C・チャンダー、マーク・ボール
撮影:ローマン・ヴァシャノフ
音楽:ディザスターピース
字幕:アモンド由美子
キャスト:
ベン・アフレック/トム・デイヴィス <レッドフライ>(森川智之)
オスカー・アイザック/サンティアゴ・ガルシア <ポープ>(小松史法)
チャーリー・ハナム/ウィリアム・ミラー <アイアンヘッド>(土田大)
ギャレット・ヘドランド/ベン・ミラー (小林親弘)
ペドロ・パスカル/フランシスコ・モラレス <キャットフィッシュ>(鶴岡聡)
アドリア・アルホナ/イヴァンナ
傭兵ものの過去作品を色々と思い出していて、そういう視点でとても楽しめた。内容は、現代の社会背景を掘り下げているところ…深く突き刺さってくる。
キャストが豪華で、そういう意味でもすごく良かった。終盤は「ワイルドギース」思い出してしまう。大好きな作品のひとつである。
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字幕版、吹替版とかなり差が激しく、これ違うんじゃ?と首を傾げる翻訳が多く……
できれば最初は字幕版で、字幕を薄目で見ながら頑張って英語を聴き取りつつ観ることをおすすめします(汗)
ちなみに私は、英語はほとんど話せませんし全然得意じゃありません。
海外旅行に行っても、ほんのカタコトしか話せません。
そんな英語ド素人の私でも、「この翻訳違うんじゃ…」といったシーンが多かったのです。
なんていうか、ニュアンスとか…そのシーンのイメージがズレてるんですよね。
これってたぶん、外国語を日本語に翻訳するという言葉だけの次元じゃなくて、映画作品の解釈というか、基本的なものの見方の次元ではないのか?という気がします。
字幕が変だと、作品(作り手)が観客に伝えたいことにズレが生じるので、その結果、なんだかよくわからなくなってしまうんですね・・・。
そんなわけで字幕がダメだと作品の良さが観る側に伝わりにくくなってしまい残念ですが、私はとても楽しめた作品でした!
上記の字幕関係の問題を念頭に入れつつ観れば、良い作品であることがわかりますので、おススメ作品です。
というか、翻訳にめげずに観るべき作品と言えます。
必ず何か感じ入るところがあるかと思います。
『トリプル・フロンティア』のあらすじ
ブラジル警察の特殊部隊で顧問として参加している元軍人サンティアゴ。
弟を釈放してもらうため情報屋として協力させている経理のイヴァンナのおかげで、とうとう麻薬密売組織の元締めが隠れ家に大金を保管していることを突き止める。
アメリカへ戻ったサンティアゴは、昔組んでいた米軍特殊部隊のチームメンバーである4人に声をかける。
偵察だけならとブラジルへ向かった5人は、隠れ家を見つけ、作戦を実行するが――。
『トリプル・フロンティア』の予告編
『トリプル・フロンティア』は、女子向けの古き良き傭兵モノだった!
麻薬密売組織のボス、ロレアの隠れ家を特定できたサンティアゴは、特殊部隊として従軍していた頃の仲間たちを集め、作戦を決行するが――という話。
舞台が南米ブラジルということで、ジャングルがあり、岩山があり……というシチュエーション。
元特殊部隊が再結成というだけでもめちゃくちゃテンションが上がるのに、このメンツすごいですよ。
で、トリプル・フロンティア観てて脳裏によみがえるのが、もう本当に個人的な趣味の世界なんですけど、
『ワイルド・ギース』なんですよね。
なんかもう無性に『ワイルド・ギース』観たくなってしまいましたよ。
何回観たかわからなくなったくらい何度も観た『ワイルド・ギース』。
私が、傭兵ものの世界にハマった、記念すべき作品です。
『トリプル・フロンティア』は演技派イケメン揃い
主演はオスカー・アイザック。
なのですが・・・
ベンアフの闇の演技がすごい・・・。良い・・・。
わりと淡々として見えるのですが、中盤からだんだんと深くなっていきます。
じわじわ闇が深まっていく感じ・・・。
闇の演技をさせたら、ベン・アフレックは最高なんじゃないかと思うんです。
彼の闇の演技を堪能するなら、これとか↓
ハリウッドランド (字幕版)
▶Prime Videoで見る(字幕版)
これなんかもおすすめと思う。
ゴーン・ガール (字幕版)
▶Prime Videoで見る(字幕版)
女優さんも良かったです!アドリア・アルホナ、綺麗な人です。
『パシフィックリム:アップライジング』に出演していました。
『TRUE DITECTIVE』や『ナルコス』にも出ているようです。
ジェシカ・アルバ系美女ですね。
アドリアさんは『モービウス』に出演しています。
モービウス公式サイト
しかし今回は、女性の出番は非常に少なく、セクシーなシーンもゼロ。
完全に男の友情の話でした。☆彡☆彡☆彡
チームがイケメン揃いで、顔面偏差値たっか!!
ギャレットに至ってはいきなり半裸で登場だし。
サービス精神にテンション上がりますっ!
というわけで、冒頭から身を乗り出して観るっ。
ぶっちゃけ、イケメン観賞会です。
金と命を天秤にかける
登場人物は、離婚した父親、地下格闘技で奮闘するイケメンとその兄、ヤク中のパイロット・・・
それにしても。。。
紙(お金ですが…)って、けっこう重いんだよなぁ……。
紙ごみ出すとき、結構、力要りますしね・・・
めっちゃ溜めてからリサイクルに出したら10キロくらいになったことあったなあ・・・
じゃなくて。
現金を運ぶシーンの話に戻りますね。
あの重さ・・・
単に紙の重さっていうだけではなく、エゴの重さかなあって。
命とお金の重さを表すかのようなシーン、印象的でした。
7分くらいのエンドロールで延々と流れているのはメタリカの「ORION」。
オリオン座というと……「裏切り」「闘いの神」と「死」を連想させますね。
映像がリアルでかっこいい。
銃の音もリアルです。
関連作品
『ワイルド・ギース』
『ハート・ロッカー』
『safari』2019年5月号の表紙はチャーリー・ハナム!6月号の表紙はペドロ・パスカル!
サファリは毎月見逃せないんですよね~~~♪