パリ・オペラ座バレエ団日本公演「シンデレラ」

2021年6月20日


観れば観るほど、感性が研ぎまされるようで、それが気持ちよくてしかたがありません。

最高!!でした。楽しかった~
いつもそうなんですが、チケット購入する時には迷ったりしても、結局、生で観た時のこのカタルシスはやみつきになるんですよね。

この「シンデレラ」は、音楽はプロコフィエフですが、舞台は何と大胆にも1930年代のハリウッド☆
目指せハリウッドスター!なのです。
キング・コングも登場するんですよ~

振り付けはルドルフ・ヌレエフ。衣装は森英恵。

シンデレラはマリ=アニエス・ジロー。
映画スターはカール・パケット。
マチューの映画スターも観たかったけど、カール・パケット、とても素敵でした。

継母役が男性ダンサーでジョゼ・マルティネス。女装似合いすぎです~足が綺麗でトゥ・シューズもバッチリはまってて普通に?!
女性ダンサー(若干大きめの)としてやっていけるんじゃ・・と思うくらい。
しかし彼は別の日ではヒロインの相手役の映画スター役もこなしてしまうんですよね。凄い芸達者。
ダンス教師役は予定だったバンジャマン・ペッシュが膝の不調で、そのかわりにマチアス・エイマンでした。
つけ髭だけどなにやらゲイっぽい仕草が面白かったです。

流石パリオペ、美しい舞台でした。
何もかもが上質で、観終わったあとの高揚感が素晴らしくて、許されるなら毎日でも行きたいくらいですわ~
そしていつかきっと、パリのオペラ座での鑑賞を果たさなくては、と思っております。

Bさんとも話していたのですが、この作品はダンサーが100人以上出演しているけど、全員が美形なんですよね。
舞台の隅から隅までが美しく整っていて、それは完成された美の世界。
大勢でしかも動きが激しいので、目があっちこっち、と忙しいです。
本当に、一度では観きれないという作品の厚み。何度も観たいですね。

あと、これも流石パリ、なのですがやはり衣装のレベルがワンランク上、という感じがします。
今回は森英恵デザインで、服のラインが本当~に美しくて、そのままでも美しいダンサー達が一層輝いて見えます。
生地の質感なども、遠目にわかるほど上質なんだなと思え、例えばスカートのドレープの美しさには思わず見とれていました。
服飾デザインとしてはあたりまえなのでしょうけど、動いた時のことまできちんとデザインされているんだなあと、感心していました。

パリオペバレエ団公演のブログ必見です♪
http://www.nbs.or.jp/blog/1003_parisopera/
マチュー・ガニオのクラーク・ゲーブル風の髭、ファンの間ですごい話題のようです☆


こちらが今回のヌレエフ版「シンデレラ」です。
私も早速購入しまして、最初からきちんと鑑賞したいと思います。
もう一度、観ずにはいられません。