ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同ガラ公演

2021年6月20日


豪華バレエ懐石ガラ公演2日目。
今度はBプログラムです。

しかし、休憩2回入るけど全体で約4時間、座って観るだけとはいえかなり体力勝負な感じです。
これを4日もやるのか~と思うと、ちょっと無謀かもしれないと心配になりました。しかし頑張るのだ。

今日は日曜日ということもあってか、土曜日とは若干、客層が違うかな?という雰囲気。
3幕の最初のオーシポワとワシーリエフの「パリの炎」あたりから会場の熱気が増して、盛り上がってました。たくさんの声援、歓声。
特に、ワシーリエフのホットなキャラが、観客の心をつかむんですね。
「凄いことやっちゃうよ~」みたいなおどけたノリで、ほんとにスゴイことをやってしまうから(笑)、恐れ入ってしまう。
隣の女性なんか、めちゃくちゃウケまくってました。
それにしても人間離れしてるというか。スパイダーマンか何かか?と思うほど。

回を重ねると、ダンサーの内面も身近になってくるような?・・・気のせいかもしれないけど。
人間には色々な側面があって、舞台にはそれが結構細やかに表れているものなのだなと思います。
技術だけでは到達できない、そうした人間の深い部分も重要になるというのがバレエの大変さでもあるし、面白さでもある。
そしてそれが、観る者を(つまり私だけど)どんどん深みへとはまっていく理由のひとつでもあるんだろうな。

テリョーシキナの黒鳥、すごくカッコ良かった。
「タンゴ」も良かったな~個人的にはあのタンゴ、コルプと踊って欲しかったわ~

コルプは昨年もここで踊ってくれた「ファニー・パ・ド・ドゥ」をやはり同じくロパートキナと踊りました。
再度観ることができて良かった。
ファニーなコルプとロパートキナ、すごく可愛くて素敵でしたし、2人の呼吸がぴったりで本当に見事だし、観ていて気持ち良いんですね。
コルプの、笑顔、ムッとした顔、ヤレヤレ、って感じの顔、怒り顔、・・・と、くるくる変わる豊かな表情が楽しくてたまりません。
何度でも観たいくらい。

みんなすごく個性的で、長丁場でも時間を忘れ、あっという間でした。