ナイトウォッチ

2018年3月29日


私はできるだけ、映画は公開時に劇場で観るようにしています。
なぜなら、大画面で観るのが基本。
そして、時代を映画から読み取るのが楽しいから、なるべく早く観たいのです。



今日はナイトウォッチを鑑賞。
とにかくすごく斬新な映像に、目が離せない!
昨今の映画作品に比べるとものすごく低予算だというのに、この迫力はいったい?!
お金じゃないんですね~。才能って素晴しい。
冒頭が、よくありがちな甲冑をつけた戦士たちの戦闘シーンですが、極端にエキストラが少ない(笑)!
なのに、すごいインパクトのあるシーンを展開してくれます。

どのシーンも、実にスタイリッシュな映像感覚。
そして、今まで観たことがない新しさに、驚きと喜び!
ダークなファンタジーというところも、実にツボ!
舞台は日常のロシア。そこに、人間と「異種」が共存する。
この設定がまたいいんですねー。
現代ロシアって、普段ほとんど触れることがないので、これもまた、新鮮!
ハイテク(PCとかケータイとか)と、ロシア調レトロなインテリアや小道具のミスマッチな感覚も、楽しい。


センスの良さって、すべてをカバーするものなんですねー。いやはや、勉強になりました。
虫とか、血とかがダメという人は無理かも。
でも、クリエイターなら、これは必見でしょう!
ストーリーも、今までの勧善懲悪とか、善と悪の解釈とは違い、それもまた新鮮。
ラストは、そうきたか!と予想を裏切る展開がまた嬉しい。


人形に蜘蛛みたいな足がはえて、トコトコ歩くとこ、ああいうシュールな感性って大好きなのですが、あれって「トイ・ストーリー」に出てきたのとそっくり!
建物の上空にカラスが大量に飛ぶシーンも、ありがちなようでいて、だけど美しさがある。

音楽は、ハードロック主体。それが、テンションと緊迫感を高めていて、なかなかでした。
一般的な日本人の感性では、ついていけないかもしれないなーと思いましたが、ロシアでは大ヒットということで、私はロシア人の感性に脅威を感じました。
これからのロシア映画界、いったいどんなことになるのか、すごく楽しみです。


主役のコンスタンチン・ハベンスキーさん、なかなか素敵でした。
サングラスに、ロングコートはお約束?
ライトセーバーもどき、面白かった~~♪
あと、イゴール少年の美形なこと!際立っておりましたね。

クリエイティブな感性、大いに刺激になりました!
うわ、もう一回行きたいなあ~・・・・。原作も読まなくては!
3部作の第1作目ということなので、次が待ち遠しい!

今日も楽しく鑑賞しました♪

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コンスタンチン・ハベンスキー (出演),‎ ウラジミール・メニショフ (出演),‎ ティムール・ベクマンベトフ (監督)
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