Maksimピアノ・ソロ

今日は、 ついに念願のコンサートに行ってきました。

今回のコンサートは、完全なピアノ・ソロ。
ひたすら、マキシムのピアノを堪能できて、非常に満足でした。

CDよりも100倍良かった!

というか、CDの感じと全然違うんですよね。
ピアノの音がですね、リアルな音ってこんなに幅と奥行きと深みと感情があるのか、とあらためて感動しました。
なにしろマキシムの音はCDでしか聴いたことがなかったものですから、この、生の音とCDのあまりの違いに驚きました。

これは、コンサートへもっと行くべきだなあ~としみじみ再確認してしまいました。

いくら真空管アンプで、いい音で聴いているとはいえ、やはり根本的に、生の音、というか演奏と、機械を通した音とはまったく別物なのだと思い知りました・・・。

バッハのゴールドベルクのアリアで始まったときには、ガーンとやられました・・・
いきなりそう来たか・・・と・・・(^^)
ハンニバルを思い出さずにはいられませんでしたね~(苦笑)。

ヴェルディのレクイエムも、グリーグの「山の魔王の宮殿にて」など、ふだんオーケストラで聴いてる大好きな曲を、ピアノソロのアレンジで聴かせてくれるのは嬉しい。
それに、ほんとに最高の演奏でしたしね。
マキシムのオリジナリティ溢れる演奏は、クリエイティヴな感覚を大いに刺激してくれるのです。
だけどこの方って、実は容姿の美しさのせいで、少々ヴィジュアル的な方向に向かってしまっていやしないかと、感じることもあります。損なのか得なのか。

実際、会場は女性ファンが圧倒的に多かったですし。
DVDでロンドンのコンサートの様子など見ると、年齢層がかなり高めで、男性もすごく多いんですよね。客層が違うなあと思いました。

でも、最後はスタンディング・オベレーション。
感動の嵐でした~~~

マキシムさんは、確かに素晴しく美形な方なのですが、その演奏テクニックは非常にレベルの高いものですし、特に私はそのクリエイティヴな感性が好きなのですね~。
先ほどはヴィジュアルに走っている部分も・・・みたいに書きましたが、そんなことを吹き飛ばす力強い演奏をしてくれます。
まあ、たぶん、プロデューサーの意向なんかもあるんだろうなあと思います。
個人的には、一流オーケストラをバックに、ピアノコンチェルトを聴いてみたいです。

娘もよく言っているのですが、「新しいジャンルだ」と、そのとおりなんですよね。
こういう人、他にいませんもの。
そしてこんなピアノの弾き方する人って、やっぱりいないと思うのです。
クラシックがベースではあるのですが、正統派の演奏とはまったく違う世界を創りあげています。

ところで彼は、クロアチアの出身で、戦火の中でピアノを弾き、生き続けたという、まさに「戦場のピアニスト」なのですね。


サインもいただいてしまいました!

CDはすべて持っております。
今回はDVDも2本、購入しまして、そこにサインしていただきました。
DVDだと、超絶技巧っぷりがよ~く観察できて、最高に楽しいです。
それにしても、時々、指の動きが速すぎて目で追えなくなることがありますね。
凄いです……。

彼のゴシックでアバンギャルドなところが大いに気に入っております。
今日もまた、感性を刺激されて、気分最高です♪