ベルリンフィル12人のチェリストたち

2018年4月17日

サントリーホールでのコンサートに行ってきました。
いつもすごく楽しみにしていて、チケットが入手できれば必ず行きます。
人気があるのですぐに完売になってしまうんですよね。

ヴェルディからグレン・ミラー・・・と、時代を超えて、多様な音楽の世界を独特な１２台のチェロの音で表現してくれる。
１２人のチェリストはそれぞれがとても個性的であり、音も、そしてヴィジュアル的にも楽しませてくれるのです。
そしてその個性的な音は見事に調和して、まるで１つの楽器であるかのように一体化して、なんとも耳に心地よい。
まさに癒しと至福のひととき。

楽しみにしていたのは大好きなエンニオ・モリコーネの「ウエスタン」。
ハーモニカの音色を弦楽器で表現するのがとても面白くて、それにモリコーネのドラマティックな曲にワクワクする。

ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハも大好き。
これを始めて聴いたのはいつだったか・・・もう数十年前だろうか。

アンコール曲は下記の３曲。

ピアソラ「さよならノニーノ」
マンシーニ「ピンク・パンサー」
滝廉太郎「荒城の月」

やはり「荒城の月」やってくれましたね。
ベルリン・フィル小編成楽団の定番曲になっている感じ。
弦楽の美しい響きに和の旋律のコラボレーションはただただ溜息…でした。
「ピンク・パンサー」には思わず笑いがおこりました。

極上の音世界を堪能しました。
素晴らしいひとときだった。

天皇皇后両陛下が客席にいらして、全員立って拍手でお迎えとお見送りでした。
確か、前回の時もいらしていたと思います。

ばら色の人生~パリへのオマージュ~【SHM-CD】
ベルリン・フィル12人のチェリストたち (アーティスト)