プロデューサーズ
面白かった!
私も、監督同様、’50年代のMGMミュージカル映画が大好きで、一時はすごいハマッってしまい、フレッド・アステアとジーン・ケリーの出演作をほとんど全て観ました。
特に、フレッド・アステアの紳士的オシャレとか、流れるような優雅なダンスには、うっとり見とれていたものです。
で、この作品は、そういうかつてのMGMミュージカルへのオマージュがそこらじゅうにちりばめてあって、しかもそれがコメディーになってて、さらにゴージャスで!
楽しいこと、この上なしです♪
さりげなく、なんでもないように、コメディを演じるっていうのは、本当に達者でないとできないことだと思うのです。
主役2人もめちゃくちゃ上手いんですが、ユマ・サーマンの怪しい魅力(笑)、ウィル・フェレルのキレかげん(何者?!って感じ)、そしてゲイの演出家2人!
もう最高おかしい。
個人的に、ゲイがたくさん出てくるとこが好き。可笑しすぎる~。
とくに、ロジャー最高。スターですし(笑)。
ヒットラーネタも個人的に好きなので、可笑しくって可笑しくってたまりませんでした。
いいんだろうか、こんなんで笑って・・・(笑)とか思いながら笑う自分。
しかし、ドイツ人とかいって、歌ってる途中でヨーデルみたいになったりとか、なんか怪しいし(笑)。
鳩がまたわざとらしくて、かわいい。
全体的に結構、お下劣ネタ満載なのですが、まあなんというか、程よい加減でお下劣なのです。
適度に品があって、よろしいんじゃないでしょうか(笑)。
女性は下ネタって苦手な人が多いようですが、どうも美術系出身の女って、どういうわけか男性と一緒になって「わははは」と笑えてしまうのね~(ため息)
「雨にうたえば」のオマージュがたくさん!嬉しいですね~。
ユマの着てくるレインコート。ソファーのシーン。
それと、この←2人が黒いスーツで踊るシーンとか。
レオが、「プロデューサーの」帽子をかぶるところ、ほんとにいいシーンです。
「雨にうたえば」は、何度も何度も何度も観ていますが(つい最近また3回ほど観てしまった)ほんと、あきないですねー。
いつ観ても新鮮で、オシャレで、完璧。
プロデューサーズ、素直に笑って楽しむ作品ですね。
エンドロールまで小粋です。楽しかった~。
字幕がセンス悪いので、なるべく「英語のノリで」楽しむのが良いです。
といっても私、英語堪能ではありません。
つまり、雰囲気とかニュアンスを英語的に楽しむ、ということです。
プロデューサーズ [Blu-ray]
ネイサン・レイン (出演), マシュー・ブロデリック (出演), スーザン・ストローマン (監督)