ゲイのためのミュージカル映画『ザ・プロム』

作品情報

時間:131分
原題:The Prom
製作:2020年アメリカ
監督:ライアン・マーフィー
脚本:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン
原作:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン、マシュー・スクラー『プロム』
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:マシュー・スクラー

キャスト:
メリル・ストリープ(高島雅羅)
ジェームズ・コーデン(かぬか光明)
ニコール・キッドマン(田中敦子)
キーガン=マイケル・キー(山野井仁)
アンドリュー・ラネルズ(中務貴幸)
ジョー・エレン・ペルマン(清水理沙)
アリアナ・デボーズ(弘松芹香)
ケリー・ワシントン(皆川純子)

『ザ・プロム』予告編

『ザ・プロム』あらすじ

落ち目のブロードウェイスターたちは、どうにかして自分たちの星をもう一度輝かせようと策を考えていた。
適当にTwitterを見ていると、たまたま炎上していたとある高校のプロムの話題が目に留まり、名案を思いつく。
たった一人の女子高生が、ゲイであるというだけで、プロムに出させてもらえないというのだ。
「私たちが彼女を応援しに行ってあげれば、有名人だからっていうだけで彼女の強い味方になれて、話題にもなって、一石二鳥じゃない!?」
しかし話はそう上手くいくはずもなく……。

ゲイと親子関係がテーマの青春ミュージカル映画。
トラブル発生もありますが、最後には丸く収まるキラキラ&ハッピーなワクワクする楽しい映画です!

全員自己中のブロードウェイ落ちこぼれ組が、純愛に触れて心を動かされ、変化していく様子も素敵でした。

『ザ・プロム』の見どころポイント


Netflix映画です。
劇場公開もあったようです。
2016年に初演した同題のミュージカルを、そのまま映画にしたというもの。
新しい作品だと、原作者がそのまま脚本に携われていいですね。

エマ役の子が可愛かった~!レズビアンで、ハンサムなところがまたよく似合ってました。


ヒロインの子も可愛かったです。
部屋も服もぜんぶピンク(笑)

さっきまで話してたと思ったら、いきなり『glee』になる(笑)
校長めちゃくちゃ歌がうまい!
吹替は山野井さん。声に信頼感がある。

ジェームズ・コーデンは、ほとんど『レイトレイトショー』のノリと一緒でした(笑)

ヒロインはなんと、PTA会長の娘だった。
母親や立場を気にして、なかなかカミングアウトできない。
アメリカにも、教育ママっているんですね。
でもラストシーンのママの衣装で笑ってしまった。めっちゃ似合ってるし。


ニコールの美脚が細長すぎて5度見した。
吹替版は田中敦子さんで、とても色っぽいです♫

色彩がとてもビビッドでカラフル。
ゲイのレインボーフラッグをイメージしているのではないでしょうか。

『ザ・プロム』のトリビア

★Kマートって何?
プロムのドレスを買いに行く場所は?なんとKマート!
Kマートは、ウォルマート、ターゲットと並ぶアメリカの3大ディスカウントショップのひとつ……ということなので、日本でいうと、ヨーカドーやジャスコみたいなものでしょうか。
Kマートが一番大きくて流行の最先端というド田舎。やばいですね。
エマが着せられたのは、本当にそんなオシャレな服がKマートに売ってたの??って感じでしたが(笑)

★田舎のゲイ問題
インディアナ州という舞台も、おそらくアメリカ人にとっては意味のある設定だと思われます。
実際2015年くらいにゲイ問題でさんざんモメたよう。
やはり田舎は保守的で、なかなか伝統を変えられないとか、変化を好まない人が多いのではないでしょうか。
カトリック信仰が厚いのもそういった要因の一つですね。

 

『ザ・プロム』の関連作品おすすめ

『glee』
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