ソフィア国立歌劇場「ヴェルディ:仮面舞踏会」

2020年9月16日


ブルガリアからやってきた、ソフィア国立歌劇場。

今日の客層はすごく普通というか庶民的なシニア層が大半をしめていました。
グレイのスーツのおじ様たちが多く目につきました。

本当に客層っていろいろで、興味深いです。

仮面舞踏会って、ストーリーがすごく好きなんですよね~。

地位の高い男リッカルドが、腹心の部下レナートに裏切られて殺され、それを許す、と、ものすごく簡単に言うとそういう話なのですが、間にレナートの妻アメーリアが入って、いわゆる三角関係ってやつね。
でも私は、この話に女は単にちょっとしたきっかけ作り役っていうか、かなり脇役だと決めつけていて(笑)
とにかく2人の男の美しき信頼と友情の話だ~~と、勝手にその世界に浸っているのです。

ちなみに、このストーリーをざっくりと娘に話して聞かせたら、すごく楽しそう~に聞いていました。
こういう話は絶対に好きなはず、なのだ。

音楽にしたって、テノールとバリトンの2人がメインの聴きどころ。

そしてなんたってノリの良いヴェルディの曲に、ワクワクしっぱなし!
なんでも、ヴェルディさんて、男を描くのがお好きだそうです。
この辺が私がヴェルディ好きな理由のひとつかもしれませんね~。
髭とシルクハットのお写真も素敵ですし。

あ、でもオスカルのソプラノ、可愛かった!動きも軽やかで良かったし。

それに何人かがからむ重唱部分は特にすばらしいですね~。うっとり聴き入っていました。

今回は衣装に少々不満が残りましたが、オケも指揮もとても良かったです。

私がよく聴いているのがこちらのCD。
指揮がショルティ、リッカルドはベルゴンツィ。
録音は1960~1961年となっています。