METライブビューイング「ファウスト」
初日に観に行ってすっかりメフィストフェレスの魔力に参ってしまって、リピートしたい！と思っていたにもかかわらず、あっという間に１週間が経ってしまい、結局１度の鑑賞に終わってしまった。
ＷＯＷＯＷでの放送はいつになるのかわからないけど、すごく楽しみ。録画して何度も観たい。
本作は新演出で、時代設定が２０世紀になっていて、ファウスト博士は物理学者。
科学者の傲慢さ、そして”悪魔の発明”が象徴的に演出として使われて。
マルグリットはポプラフスカヤ。
彼女の持つ可憐さが役によく似合っていた。
あやうい雰囲気が魅力のファウスト博士はヨナフ・カウフマン。
ハマり役でした。
常にお揃いのお衣装を着用の、ファウストとメフィストフェレス。
これは、一人の人間の２面性として表現されているようだった。
なんかお揃いが可愛いな～なんて観ていたんですけどね☆
何着かお色直しされていた２人。
これは終盤のストライプの黒いスーツ。
胸の花は、必ずメフィストフェレスが赤で、ファウストが白。
なんといってもルネ・パーペの強烈な存在感と低く響く美声が圧倒的だった。
悪魔さんのダンスはとてもお茶目で可愛くて、つい笑ってしまった。
カーテンコールの拍手と声援も、パーペの時が一番凄かった。
いずれ、ＭＥＴの広いホールに響き渡るパーペの美声を生で聴きに行きたい。