映画『ゾンビ3D』の感想
作品情報
時間:96分
原題:Night of the Living Dead 3D
製作:2006年アメリカ(1968年アメリカ)
監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョン・A・ルッソ
キャスト:デュアン・ジョーンズ
ジュディス・オーディア
予告編
観終わって、娘とふたり、なんとも言えない心地よい脱力感に、思わず気の抜けた笑いが出た。
ていうか、結構癒し系だったのか?!・・・なんて思ったり。
アドレナリンはほとんど出なかったと思う、たぶん。
素朴な感じで、なかなか楽しかったわ(笑)。
白黒のレトロ調な雰囲気も、味があって良かったです。
ウガア~~
なんて襲ってくるわけですが・・・
足、遅いし。
弱いです、ゾンビ・・・。
ちなみにこの方は彼女のお母さんです。
「ママったら、なんてことに!!」
スコップでカーン!と叩かれて倒れてましたね。弱い。弱すぎる。
まあ、それでもなぜか結構楽しかった。
真のB級を観た!!!
という感じでしたねー。
タランティーノとかロドリゲスはB級らしさ、を追求しているわけですが、
B級作品のレベルは超えてしまっている気がします。
でも今回のゾンビ3Dは、本物のB級でした。
本来、こういうのはピカピカのシネコンではなく、古びた裏通りの劇場とかで観るほうがますます雰囲気出るんじゃないでしょうか。
それでも飽きずに最後まで結構楽しく観賞しました。
ヒロインが、タイトスカートのスリットをビリビリッと破くとこなんか良かったなー。
「のけぞる快感!」
という謳い文句はあてはまらないですねー。
これって3D技術の問題なのだろうか。
全然飛び出してこないんだもん(笑)。
もっとガンガン来てくれるのかと思って期待していたのになあ。
やはりこんな紙製のペラッとしたメガネじゃー無理があるのではないかな。
余談ですが、高校の頃に当時同級生だったケロリンとともに、歌舞伎町の映画館に
「空飛ぶ十字剣」という映画(武侠アクションもの)を観に行ったたことがあります。
(ちなみに、隣で上映していた「キャリー」とどっちにするかで悩んだ挙句の選択だった)
あの時も赤と青のめがねをかけて観たのだけど、あれはスゴカッタな~。
「ぎゃああああ~」って叫びながら観ていました(笑)。
敵のボスが着用している衣を脱ぐと、ジャキーン!と十字になって、ブンブン空中を飛ぶ武器になるんですが、とにかくその飛び出し具合いというか、立体映像の迫力が、これでもかこれでもか~~と目の前にガンガンきて、もの凄い迫力でしたね。
しかし今回のゾンビ3D、迫力不足でしたね・・・。
もっとゾンビがこう・・・目の前にぐああああって来るのかなーとワクワクしていたのになあ。