レニングラード国立歌劇場オペラ「トスカ」

2020年9月9日

再び「トスカ」鑑賞。

今日はオーチャード・ホールにて、レニングラード国立歌劇場オペラです。
お気に入りのバルコニー席を確保していたので、舞台もオケもよおく見えて、音もすごくよく聴こえて大満足でした。
コントラバスの弦の震える音が聴こえるなんて最高です♪
これぞ生オケの醍醐味ってやつね。

いや~なんだか泣けちゃった・・・。

特に、トスカ役のテチヤナ・アニシモヴァのソプラノが真に迫ってて、心に訴えかけてくるものがありました。
深みがあって、高い芸術性のある声だなと思いました。

テノールのバドリ・マイスラーゼの声も素晴らしくて、3幕のカヴァラドッシのアリアのあたりから、客席では鼻をすする音が・・・。
(風邪ひきさん?かと思ったけど、違うと思う。複数だったので)

スカルピアも、すっごく良かった。
2幕では思わずニヤニヤしてしまいましたね。
あの悪人ぶりときたら!お見事としかいいようのない完璧な変態オヤジですわ~(笑)。
死にっぷりも良かったし。

最後はブラボー、ブラボー!大声援でした。
本当に素晴らしい舞台でした。

「トスカ」って、観れば観るほど面白いですね。
実によくできたオペラだと思います。
音楽は最高だし、脚本もサスペンスっぽくてドラマチックで面白いし、それに、それぞれのキャラクターが生き生きと描かれていて、歌詞の中にそれが巧みに織り込んであるんですね。

今週は、オペラとバレエが集中してしまっていて、大変です~