ラトル&ベルリン・フィル

2020年9月12日

ずっと夢だったラトル&ベルリン・フィルのコンサートに行くことができて、至福の時間でした。

ラトルさん、はるばる来てくださって、ありがとう・・・という感謝の気持ちでいっぱいでした。

演奏が終わっても、舞台に誰もいなくなっても、拍手はなりやみませんでした。
それで、最後の最後にラトルはひょっこり、舞台に出てきてくれました!
にっこりほほ笑んで・・・なんてチャーミングで素敵な人だろうと感動しました。

指揮をするラトルの姿、そしてベルリン・フィルの音。
なんかもう・・・すごすぎるものを観てそして聴いてしまったという感じでした。
地球上に存在する宝物の中のひとつを、間違いなく私は「体感」したのです。
このあとは何を聴いてもだめかもしれないという余計な心配をしてしまうくらい。

ところで私は思いっきり間違っていて、いつの間にか「英雄」を聴きにいくつもりになっていたのですが、実際は「田園」でした(ボケもいいかげんにしろって感じですわ)。
実は、第6番交響曲という選択はかなり意外という気もしたのですが、ここであえて、ラトルの指揮でこの曲を聴くことができて良かったと思いました。
何と言っていいものか、ものすごい定番の曲でありながらこんなにも「聴かせる」というのはやはり凄いことです。
もう、最後には感動で胸がいっぱいで涙が出ました。
とくに嵐の部分というのは、心の葛藤を表現しているそうで、そのベートーヴェンの思いが魂に響くのでしょうか。