エラゴン：遺志を継ぐ者
娘と行ってきました♪
結局２人とも、原作未読で行ってしまったのですが、結構楽しめました！
こういうファンタジーものは大好きな親子（笑）ですので、とにかく細かいこと抜きって楽しんでしまいます。
でも、展開早い！と感じましたねえ、やはり。
時間がないから、ハイハイ、どんどんいっちゃって～～って雰囲気でした。
原作読んでから観た人の感想は、不満もあるようでした。
毎度のことながら、原作→映画の順番だとどうしても不満が出てしまうのはしかたがないかなあと思います。
ロード・オブ・ザ・リングなんか、私は原作のファンだったのでなかなか映画のほうについて行けず、しまいには原作と映画はまったく切り離して考えることにしました。
そうしないと、あら探しみたいになってしまって、楽しめなくなってしまうんですよね。
そういえば「硫黄島からの手紙」でも、事実と違う点を重箱の隅つつくみたいに探して、批判してる人達もいましたが、ああいう映画の観賞のしかたはしないほうがいい。
というよりも、そういう観方をするなら、映画を観るのはやめたほうがいいと思いますね。ドキュメントを見ればいい。
っと・・・。話が思いっきりそれてしまいました。
文章の世界と、映像の世界は根本的に表現のしかたが違うので、どうしても違和感みたいなものは出てくるのは当然なんだろうと思います。
あと、上映の都合で、時間的制限があるのが最も難関なのかもしれませんね。
今回の作品も、まるで分厚い本を速読するがごとく、展開が早くて、これはかなりはしょってるんだろうなあ・・と思いながら観ていました。
しかしこの作品、原作者１５歳のときに書き始めたというもので、実に驚きです。
たしかに深さや重厚さはないのですが、軽いノリでフレッシュなファンタジー、なかなか良いです。
若いときには若いときにしか、できないことや、表現というものがありますね。
まさに、主人公の少年と等身大の視点です。
とても瑞々しい、フレッシュな印象が感じられました。
そして、生き生きとした空想の世界。
なかなかよく描かれているなあ～と思いました。
娘も、まったく同じ視点で観れるんだろうなと思います。
ハリー・ポッターなんかも、ハリーと同じ目線なんですよね。
これは真似できない（笑）。
この頃は、想像力のない人達が増えて困ったものだと疲れる反面、こうした若いクリエイティブな作家の存在は嬉しいものです。
１８歳のエド・スペリアース、はまってましたし、ジェレミー・アイアンズも素晴しくかっこよかったです♪
「スター・ウオーズ」のルーク＆オビ・ワンの関係みたいでした（＾＾;）
私が一番期待してたのはマルコヴィッチだったのですが、意外に出番少なめで、ちょっとがっかりでした。
でも、悪の大王なので、今後も大活躍の予定みたい。
やはり強烈な存在感と怪演っぷりは素敵！
あとロバート・カーライル、最高っ！笑えた～～。
といってもお笑い担当なわけではないです。
コワイ特殊メイクと、悪役っぷりが冴えまくってました。
エルフ族の王女アーリア役、シエンナ・ギロリー、超カッコイイ！
バイオハザードのジル役も、ものすごくカッコ良かったです～～彼女って戦う女がぴったりかも。
クールなセクシーさが魅力です。
衣装も素敵なんというか、スカート、っていうのがオシャレで良かった。
クリーチャーも、ＣＧも、なかなかよくできてましたし、カメラワークにも動きがあって、地上からの視点、空からの視点、と立体的に楽しませてくれました。
初監督だそうですが、とても好感の持てる作品作りでした。
とくに、終盤の戦闘シーンは、見応えありました。空中戦の動きがいい！なんたって、空を飛ぶドラゴンのバトルですから、空中戦がメインというのは嬉しい。
今回の一押し（笑）。
マータグ役の、ギャレット・ヘドランド君。
美形です♪
マータグ、すごくいいキャラなのです♪
今後の活躍も大いに楽しみです。
こちらは、「トロイ」のときの。
パトロクロス役。
原題：Eragon
監督 シュテフェン・ファンマイヤー
脚本 ピーター・バックマン
ローレンス・コナー
マーク・ローゼンタール
原作 クリストファー・パオリーニ
製作 ジョン・デイヴィス
ウィック・ゴッドフレイ
製作総指揮 クリス・シムズ
音楽 パトリック・ドイル
主題歌 アヴリル・ラヴィーン「Keep Holding On」
撮影 ヒュー・ジョンソン
編集 ロジャー・バートン
マサヒロ・ヒラクボ
クリス・レベンゾン
公開 アメリカ合衆国の旗ハンガリーの旗 2006年12月14日
上映時間 104分
製作国 アメリカ合衆国、イギリス、ハンガリー
エラゴン エドワード・スペリーアス 山田孝之
サフィラ(の声) レイチェル・ワイズ 林真里花
ブロム ジェレミー・アイアンズ 有本欽隆
アーリア シエンナ・ギロリー 小雪
ダーザ ロバート・カーライル 家中宏
アジハド ジャイモン・フンスー 楠大典
ガルバトリックス ジョン・マルコヴィッチ 大塚芳忠
マータグ ギャレット・ヘドランド 伊藤健太郎
フロスガー ゲイリー・ルイス 西前忠久
アンジェラ ジョス・ストーン 小島幸子
ローラン クリストファー・イーガン 日野聡