『サマーウォーズ』の感想

観てきました!
初日から満席が続いているのではないでしょうか?
今日も昼過ぎの回は満席で、終わってロビーにいたら「次の回も満席です」のアナウンスが流れていました。

私は最近の邦画を観ないって言い張ってますが、結構アニメは観てますね。

今回もまた、日本のアニメはやはり凄いなあとつくづく思いました。
いや~面白かったです。
娘も、すっごい感動していました。

実は劇場まで観に行く気は半々、て感じのノリだったのですが、娘がすごく行きたがったため、付き合うことになったんですね。

日本の夏、長野の田舎の風景や生活の様子などにほっとさせられ、そこにハイテクが絡んでくるという、ギャップが面白い。
アクションもゲームを使ったりして上手に盛り込まれて、脚本がなかなかに緻密に計算されているのに感心しました。
高校野球のTV画面と、現実世界の上田の様子と、また、仮想世界「OZ」が巧みにからんでたり、登場人物たちの細かい設定なども、ひとつひとつが丁寧な作りであることが画面から伝わってきて、好感が持てました。

なんといっても絵が綺麗~!
田舎の風景がいいなあ。
畳にすだれ、蚊帳に風鈴、朝顔、浴衣・・・
食べ物も気になりました。きゅうり、トマト、とうもろこし、そうめん、芋の煮物とか、日本の夏らしいメニューに思わずホッとさせられます。
終盤のゲームシーンの絵やデザインも綺麗でしたし、キャラクターも可愛くて良かったです。

声の出演者たちも、きちんと実力のある人を選んでいて、耳にも違和感なく楽しめました。
特に印象的だったのは、おばあちゃん役の富司純子さん。声の深みと存在感、艶っぽい美しさが素晴らしいと思いました。

細田守監督作品『時をかける少女』はまだ未見なので、観てみようと思います。

いろいろな意味で、物事を肯定的にとらえるというのが実に大切だと、監督は作品をとおして熱く語りかけてきます。