アメリカンバレエシアター「海賊」

2021年6月20日


バレエで「海賊」って初めてで。
アメリカ風のせいなのか、明るくて軽めでコミカルなところもかなりあり、娯楽性豊かな作品でとても楽しかったです。
いつもは2階や3階の席をとることが多いのですが今日はめずらしく1階。2列目からの観賞で、オペラグラスいらずでした。

海賊船がどーん!と出てきた時はワクワクしました。ジョリー・ロジャーを掲げて!

海賊のイメージというと、どうも汚い、下品といった感じですが、金歯でもなく汚れてもいなくて(笑)。
それどころか、皆さんハンサムな王子系の上品な海賊さんたちでした。

主役のコンラッドはデイヴィッド・ホールバーグさんで、長身で金髪をなびかせて踊る姿は素敵でした。
この作品は男性の踊りがたくさんあって嬉しかったです。
長い手足をぶんぶん振りまわしながら豪快に踊るのを観るのが好きです。

お話はラブ・ストーリー。海賊と奴隷の恋です。
エキゾチックな雰囲気やキャラクターの魅力、海賊さんたちの活躍など、見どころがたくさんあって楽しいし、ちょうど季節感もあって今にぴったりでした。

いつも観てるヨーロッパ系の上品で正統派なバレエとは一味違って、アメリカンなバレエ・ショーといった趣でした。
こうなると「白鳥」のほうも観たくなってきます・・・

ABT公演サイト
http://www.japanarts.co.jp/html/2008/ballet/ABT/index.htm