ギドン・クレーメル
昨夜は、オーチャードホールでギドン・クレーメルのコンサートに行ってきました。
今回は新企画の、クレーメルとクレメラータ・バルティカに、イグデスマン&ジューのコンビとのコラボ。
最高~にぶっ飛びで奇跡的に楽しい、クラシック・コンサートでした!!!
パンフレットは、「マトリックス」調なのです~。とってもオシャレ!
内容も楽しい!クレーメルさんのプロフィールがすでにギャグだし(笑)。
映画音楽とクラシック好きのツボをしっかりきっちりおさえてくれて、
本当にあっ!と言う間に終わってしまったような感覚で、
もっと聴きたい~~~と思うくらいに楽しく引き込まれてしまいました。
技術も最高なところへ、コメディのセンスが素晴らしくて、場内は笑いっぱなし。
こんなにも笑えて音楽的にも最高の満足を得られるコンサートって、ないでしょう。
一緒に行った娘も笑いっぱなし。
少し離れた席にいた白髪の紳士も、かなり笑っていらっしゃいましたね。
年齢に関係なく楽しめてしまうところも凄いです。
クレーメルさんのヴァイオリン・ソロをもっと、じーっくりと時間をかけて聴きたかったなあ~という感じも残りましたが、いやあ、それでもやはりヴェートーベンやブラームスのコンチェルトなどをちらちらと披露してくださるサービス精神(と表現していいのかな)には嬉しくって。
それにしてもイグデスマン&ジューのクラシック・お笑いコンビは最高です!
You Tubeでもすごい人気だそうですが、これはネタばれしないでライブで体験するのが一番かと思いました。
クラシックの楽しさと素晴らしさを分かち合うという素敵な2人組、クレーメルとのコラボは、実に完成度が高く、大大大満足の一夜でした。
クレーメルの使用楽器は、1641年製のニコロ・アマティだそうで、魂に響く美しい音色にうっとりと聴き入りました。