キエフ・オペラ：マノン・レスコー
今日は、キエフ・オペラの２回目。
１回目は「トゥーランドット」で、２回目の今日は「マノン・レスコー」に行ってきました。
マノン・レスコーは舞台での鑑賞は今回初めて。
セットで購入したり、クレジットカードの会員特典などで、チケットがかなりお安く手に入る時があって、たくさん行きたい私としては嬉しいことです。
さてマノンはとーーってもメロメロなメロドラマです（笑）。
悲恋です。ロマンです。
でも、ゴージャスなセットや衣装、それにオケや素晴らしい歌声にうっとり。
１８世紀の雰囲気がいいです～。
また男性のジャケットやジレに見とれておりました。
レースのお袖もいいなあ・・・ジェロンテの黒いヴェルヴェットのお衣装が素敵でした。
それに、メロドラマとはいえ、お話の展開が大変ドラマチックで、おもしろくてひきこまれてしまいます。
しかしマノンて・・・彼女は悪女だ。カルメンとはまた違うタイプ。
それでも恋の熱情はとまらないのね。恋は狂気なのだ。
思うに、こういうのって観客として観てるよりも、歌い演じているほうが楽しいだろうなあ・・・と。
傍観している自分は妙に冷めていて、それがなんとなくおもしろくない（笑）。
で、すっかり「２人の世界」に入りきっているマノンとデ・グリュー。
マノン役のカテリーナ・ストラシチェンコのソプラノとデ・グリュー役のミコラ・シュリャークのテノール、素晴らしかったです。
そしてやはりプッチーニの音楽は凄いパワー！
お話は悲恋なのに、音楽を聴いているとワクワクしてきて、気分が高揚するのです。
帰りの暗い夜道を、鼻歌を歌いながら軽～い足取りで帰宅。
帰宅後もやたら機嫌がいい私（笑）。
原作もとても良いです。