UDON
UDONを観ました。
娘が行きたいと申しますので、ついていきました。
実は邦画って、あまり観ないのです。。。
(でも今年は有頂天ホテルやらデスノートなんかも観てしまった)
今回はちょっとね、ユースケ・サンタマリア+うどんに惹かれてしまいました。
娘も私も、うどんが大好きで、蕎麦がダメ。
蕎麦が陽性だからだと思うのですが、ちっともおいしいと思えなくって(体質なのでゴメンナサイ~)、断然うどん党です。
香川県には一度行ったことがあって、ほんとにまあ~うどんのおいしいことと、うどん屋の多いことには驚きました。
ユースケさんには一度お会いしてますし(正確には表参道で撮影中のところに遭遇しただけさ)なんか、親近感のある方です(ファンです~笑)。
職人姿、素敵でしたわ~。
作品的には・・・。う~んそうですね~。
結構、キッチュな面白さといいますか、楽しいことは楽しいのですが、劇場で、大きなスクリーンで観るという必然性には欠けている気がしました。
2時間が少し長く感じられ、もっとぎゅっとまとめても良いかなあという印象。
女の子のナレーションが過剰説明(とてもTV的)で、邪魔に感じられたし。
伊丹十三の「たんぽぽ」みたいなのかな?と思いながら観ましたけど、もっとずっと間延びした感じでしたね~。
TV的なノリには個人的についていけないし~。
それでも、うどん作りの工程や、実在のお店や香川県の人たち、香川県出身の俳優さんやら女優さんやら、が次々登場して、ローカルでホットな雰囲気が楽しかった。
松本明子が地元のオバサンを演じていて、観光客の落としていったゴミを拾って歩く姿が印象に残った。
表層だけを追っていくと軽く終わってしまいますが、なかなかに重要なメッセージはいくつもこめられていて、表現のほうがもっとうまくできていればずっと良い作品になったかもしれないと思えたのでした。
嫌いではないのですが、決して。
あと、とりあえずの新しさみたいなものが随所に盛り込まれていて、勉強になります。
パンフレットのデザインなどは、地方情報誌のイメージそのままで、すごく面白い。
キャプテンUDONのキャラクターデザインや、映像も楽しかった。
しかし、ビゼーのカルメンは個人的にちょっと違う気が・・・(^^;)
実家「松井製麺所」のロケーションはすごく良かった。
日本の風景が素敵。
平地にポコン、って飛び出てる山が印象的。
ラストのゲーテの言葉
「涙とともにパンを食べた人間でなければ、人生の味はわからない」
人生の味、ね。いい言葉です。