実写版『魔法使いの弟子』

2023年6月6日

とても楽しい作品でした!
観終わって、素直に楽しくなってしまう映画です。

まず、ニコラス・ケイジが長髪の魔法使いを演じるなんて、必見だわ!というのが第一印象(笑)。

魔法ということですが、杖使う人は悪役のホルヴァートのみ。
重要アイテムとしては指輪で、指にいくつもの指輪をはめ、それが魔法パワーの元になっているのです。
力がついてくると、指輪なしでもOK。

このポスターでニコラスがつけているのは、ドラゴンをかたどった指輪で、特別な力があり、マーリンの後継者となるものだけが身につけられるのです。

ディズニーの名作アニメ「ファンタジア」を初めて観たのは高校生の時で、(リバイバル上映があったので劇場で観ることができた)当時、デザインの勉強にハマっていた私は、あの素晴らしく美しいアニメ作品に感動して多大な影響を受けました。

そしてあの有名なミッキー・マウスのシーンを、今回、再現して見せてくれます。これは実に楽しかった!!
あと、ニコラスの被っている帽子の飾りなど、あちこちにオマージュが散りばめられていて見逃せません。
ミッキーの青い帽子も登場していましたね。

ニコラス・ケイジのロングコートがカッコイイですね♪
帽子も素敵でした。
昔っぽいんだけど、現代調にアレンジしているところが良かったです。
皮のロングコートに帽子だと、西部劇みたいですね。

そういえばこの衣装、ヴァン・ヘルシングにも雰囲気似てます。
ダークなヒーローっていう感じが素敵です。
影があって、優しいバルサザールは、ニコラス・ケイジにぴったりでした。

ニコラスが警官の衣装になるシーンがあって、やけにツボにきてました。
めちゃくちゃ似合うんですもの~。

なんだかいつも悪役が定番化している感じのアルフレッド・モリナ。

彼だけ杖を使うのが昔ながらの魔法使いっぽくていいですね。

みんな、コートとは皮手袋とか厚着なんだけど、夏はどうするのかなーなんて余計なことを考えてしまいました(笑)。
けど、薄着じゃ雰囲気でませんね・・・。
私が夏に気合い入らないのと同じで(?!)。

クライスラービルの鷲の彫像が動いて、空を飛ぶのです。
なんてステキ♪

舞台が現在のNYで、街の名所がたくさん登場して楽しませてくれました。
チャイナタウンでドラゴンが出てくるのも面白かった。

デイヴ・スタットラー役のジェイ・バルチェル。
可愛い!特に、声が良いです♪
あと、やたら驚くシーンが多いのですが、
彼の驚き方や騒ぐ様子が可愛くて面白くて、ついつい笑ってしまいました。

物理オタクの気弱な大学生、というキャラは最近流行なのか、ドラマでも何人か見かけました。

デイヴの雰囲気は特に「CHUCK」に似てますね。

ジェイ・バルチェルは「トロピック・サンダー」で眼鏡をかけていた人だたんですねー。
「ヒックとドラゴン」では主役の声担当。
ニコラスも褒めていたけど、とても印象的な声の持ち主です。

トビー・ケベルは、思いっきりナルシストなドレイク・ストーンを演じていて、衣装が派手めなロック・ミュージシャンのようでなかなかオシャレでした。ヒールの靴とかはいてるし。
お部屋のインテリアも、意味不明なくらい派手に悪趣味(笑)。
それにしてもトビーさん、よくお見かけしますねー。
「プリンス・オブ・ペルシャ」にも「ロックンローラ」にも出ていたし、休み中「アレキサンダー」観直していたらそこにも出てきて驚きました。

美しい魔法使いヴぇロニカを演じるのはモニカ・ベルッチ。
彼女の閉じ込められていたマトリョーショカ型の人形が面白かった。

個人的にはジェイ・バルチェルとトビー・ケベルの今後の活躍が楽しみです。

「ファンタジア」を観直したくなりました。

指輪をたくさんつけるのは早速真似したいな!と思ったけど、実はいつもやっていることでした!(笑)
……もっと増やそうかな。