Good Night,and Good Luck.

まずは、サントラのご紹介中心。
これはもう、絶対のオススメ!ジャズ好きにはたまりません。
とてもサントラとは思えないCDです。
ジョージ・クルーニー自身が選曲したスタンダードナンバーもらいましたが、彼もすっかり気に入ってましたので、強力にオススメします!
歌うのは、ダイアン・リーヴス。
歌唱力もさることながら、50’年代の雰囲気を違和感なく情緒たっぷりに表現してくれてる。
映画の中にも、当時の髪型とドレスで出てるのですが、すごく似合ってた。
ジャズが普通だった時代なんですよね。

さて、こんなことを書くのはすごく失礼かと思うのですが、最近見直した人のひとり、ジョージ・クルーニー。
プレイボーイで、軟弱なヤツ~なあんて思ってました。ごめんなさい(笑)。
今後はまじめに観させていただきますので。「シリアナ」もとっても良かったしね。

そんなことはさておき、とてもよかったです。この作品。
クールで、とびきりオシャレ!!渋い!!
都会的な大人の雰囲気が存分に楽しめます。
「カサブランカ」を思い出しました。
冒頭部分でまず、やられますね。
ジャズと、タキシードのダンディな男たち。ほんと、かっこいい映像です。
音楽と映像を楽しむだけでも、かなり充分ともいえますが、内容的にもすごくクールで、渋い作品です。
メリハリや盛り上がりに欠けるとかいう不満もあるようですが、そんなことを期待するのはセンス悪すぎ。
しかし、このような全編モノクロの、淡々とした作品を、六本木の一番大きいスクリーンで上映してる、ってことに私は驚きますね。
やはりジョージ・クルーニー人気のせいなのかな。
例えば、ジャームッシュ監督の「コーヒー&シガレッツ」的なノリもあるし。
(ジャームッシュのああいう脱力かげん、遊び気分はとても理解できる。
ちなみにビル・マーレイ最高だった♪)

デヴィッド・ストラザーン、カッコイイ!!
話し方にすごくインパクトがあって、エド・マローってきっとこういうカリスマ性のある人だったんだな、って想像できた。
手にタバコ持ったまま、TVでニュース!
そうだったんですか~。いや~存じませんでした。びっくり。
それにしても、タバコ吸い過ぎよ。

’50年代の雰囲気がたまらなくおしゃれです
これは、スタジオです。かっこいい~
泣けるくらいオシャレです!

昔の映画をそのまま観てるような気になってくる・・・。

あと、ロバート・ダウニーJr.もすごくカッコ良かった♪
彼はスーツ姿だとすごくイイ男に見える・・・って、これ、褒めてます。
(素の彼も、すごくオシャレなので、大好きなのですよ!
「キスキス・バンバン」の彼もかわいいです。)

パトリシア・クラークソンもクラシックな顔立ちが雰囲気で、いい感じでした。
どの俳優さんも、クラシックで、またどこか緊張感のある顔立ちの人を選んでるな、と思いました。それが全体のクールな雰囲気を盛り上げていた。

ところで私は、TV番組が嫌いです。大嫌いといってもいい。
特にバラエティー番組とか、悪寒がするほど嫌い。
理由を詳しく書いてるのも時間の無駄なので書かないけど、ウチにはTVはあるがほとんど「番組」というものを観ない。
DVDの再生か、スカパーで海外ドラマと映画とアニメを観るくらい。
あとは、娘がゲームをするくらい。
だから、クルーニーが、こういうスタイルで今、このような映画を撮るという気持ちがとても理解できるのでした。

グッドナイト&グッドラック 通常版 [DVD]
ジョージ・クルーニー (出演, 監督),‎ デヴィッド・ストラザーン (出演)