パリ・ジュテーム
パリの18の場所で、18のショート・ストーリーを、18人の監督がそれぞれ撮るという楽しい企画。
色えんぴつの箱をぱっと開けたときのワクワク感とか、
色とりどりのはぎれが入った箱を開けたときの、想像力をかきたてる感覚とか。
なんだかそういうクリエイティブな感覚を刺激させられました。
5分間くらいの短い間につまった、
監督それぞれの個性とか、俳優さんたちの表現力とか、
ほんとうに皆違う感性を持っていて、それがとっても楽しいんですね。
5分間できれいに完結してるものもあれば、いかにも映画のワンシーンを切り取ったかのような、
前と後ろに続きがあるんだなーと想像させてくれるようなものもあって、それもまた楽しい。
それは、人間の人生にも似ていて、ひとりの人には今まで色んなことがたくさんあって、そして、後にもまた色んなことが続いていくんだなーと思ったり。
これはなかなか楽しい企画です。
ちょっと、ジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」みたいな雰囲気もありました。
私が好きだったのはやはり、トム・ティクヴァ監督と、ガス・ヴァン・サントかな~~。
映像的にかなりインパクトあり、です。
ナタリー・ポートマン、ボブヘアー似合うのね、やっぱり。
今回は派手な青いカツラでした♪
相手役の盲目の青年もとっても良かった!
ブシェミさん、モナリザのはがきをいっぱい買いこんで・・・そんなに買って、どうするのかしら。
しかし、パリの地下鉄のホームって、オシャレですね~
俳優と女優の組み合わせも色々で、実に楽しい。
ルーファス・シーウェルとエミリー・モーティマーの組み合わせは面白かった~
ルーファス、今回は振られず!!(爆)
イライジャは「ボビー」ではすっかり普通の人だったのに、今回はやっぱりフツーじゃなかった・・
この話だけバリバリのホラー映画のノリで、おかしくってたまりませんでした。
暗いライティング、恐怖に脅える美青年・・・ああ、貴方には似合いすぎるの・・・
18の話を全部は書けないけど、、、
この、ニック・ノルディもいい味だしてますね~
「ホテル・ルワンダ」では国連軍で大活躍で、かっこ良かった~
このほか、ウィレム・デフォーがすっごいチョイ役だったり、ギャスパー・ウリエルはボサボサヘアーなのに、やっぱり美形で~~♡
美形ではもうひとり、シリル・デクールもすごく綺麗で印象的でした♪
イケメンリストにのせておかなくっちゃ(笑)。
そして、いっちばん最高に輝いていましたで賞は、セルジオ・カステリット!!
そうです、「マーサの幸せレシピ」のマリオ役!♡
これですこれ!以前「和音」でもご紹介しましたが、とっても良い作品です。
今回、彼が出てるのを知らなかったので、登場したときは「わ~~マリオだマリオだ!」と心の中でひとりで大喜びでした♪
マリオのときにくらべ、年をとってかなり渋さを増していて、すごく素敵でした。
このお話も、とっても素敵でしたね~♡
最後には「ラブ・アクチュアリー」っぽく、別々のお話に登場した人たちが、実はお知り合いだったりとか、リンクしていて、なぜだか最後にそういう繋がりを持たせるシーンが入ると、ものすごーくほっとするというか、なごむんですよね。
パリの街のなかで、バラバラに起こったできごとと、別々に思われた人たちがじつは繋がっているんだなーって思えて、心が温まるんですね。
とっても楽しい作品でした(´ー`)