テイク・ディス・ワルツ

2023年7月15日


セス・ローゲン好きなんです。
特に声がいいですね。「宇宙人ポール」最高でした。
あと気に入っているのが「モンスターVSエイリアン」のボブ。思い出すだけで顔がゆるみますね。

さて、今回はコメディでない彼が見られるということで、これは是非行かなくちゃ!と思っていました。
しかも、お料理研究家というので思わず興味津々でした。
しかし内容は逆に、あまり興味をそそられるものではなく、セスが見れればいいなという・・・正直それだけで劇場へ足を運びました。


なかなかよくできた作品で、サラ・ポーリーらしいセンスで可愛らしくまとまっておりました。
街並、家のペンキの色とか、インテリア、小物、キッチン道具とか、ファッションも可愛かった。
どれもがとても可愛い色合いで、カラフル。
ビジュアルがとても楽しかったです。

ミシェル・ウィリアムズがとっても可愛い。
不安定な精神状態の女性をうまく表現していました。
しかし私はマーゴにまったく共感できませんでした。


一見平和な町で恐ろしいことは何もないのです。
でもそのかわりに幸せの危うさ、不安定なバランス……
身近な、すぐそこに起こっているようなことのようで、興味深いものでした。

扇風機の音が印象的でした。


目標とか目指すものがないためなのか?自分があまりにも恵まれていることに気付かない。
失ってみて初めて失ったものの大きさに気付くとか、色々考えてはみるけれど、考えれば考えるほどすべてが当たり前のことで、考えるのがバカバカしくなってくるような気もしました。
意外に当たり前のことを、人はやらないのかな。

セスの大ファンということもあり、私としてはお向かいのイケメンさんより、夫のルーが断然良いけどなあ。
・・・と思わせるところもおそらく狙って作っているかもしれませんね。

なにはともあれ、癒し系セス万歳!ブラボー!で、大満足な作品でした。

劇中で使われ、タイトルにもなっている「テイク・ディス・ワルツ」