プライドと偏見

2018年3月30日


とてもよかったです。キーラ・ナイトレイは、さっきまでジーンズはいてたいまどきの女の子、という感じがどうしても出ちゃうのですが・・・。表情とか、しぐさとか。
ラブコメ仕立ての、ゴージャスなコスチュームものという印象。監督33歳と若い!
製作が「ラブ・アクチュアリー」や「ウィンブルドン」「ブリジット・ジョーンズ」などのスタッフ達が名前をつらねており、あの、オシャレでウイットに富んだ会話と笑い。とても楽しくて素敵。
軽いけど、上質です。そこがいい。



BBCドラマのイメージが強く存在するなか、キーラもマシューも、よくやったなあ!と思いました。
比較されるのは当然だし。
私は先日のスカパーで1話と3話を観ていて、2話は録画を失敗してしまい見れなかったのです。
コリン・ファースのMr.ダーシー、とても素敵。

それで、この映画版、笑いが結構いい感じで、とってもよかった。
映画の日だったので、男性客も多く、「わはははは!」という、低音のオジサマ笑いがかなり劇場内に響いてました(笑)。女性って、「クスクスッ」って笑うんですよね。

それと、雨を降らせたり、夜のシーンを入れたり、窓を効果的に使ったりと、演出にメリハリをもたせる工夫があって楽しかった!

ジュディ・デンチ、迫力ありすぎ!衣装の迫力もあったけど、存在感がハンパじゃないですね。


音楽と衣装は本当にすばらしかった!!!お屋敷もすばらしい!ひたすらため息。
衣装の細かいディティールが素敵で、たまりませんね。
レースとかフリルとかリボンとか、刺繍とか!
あんなところにギャザーが!とか、あの衿の刺繍がかわいい!とか、目がくるくるしていました。
キーラは深いグリーンがとてもよくお似合いで、素敵でした。
ああいう、胸にすぐ下から切り替えのあるワンピースって、昨年~今年にかけて、すごく流行っていますねー。私もブラウスとかキャミソール、持っています。
かわいいですね。でもあの下って、ちゃんとコルセット着けているんですね。
特に大好きなのは、上の画像にもある、赤い軍服です♪
町中にあの制服が溢れるなんて・・・。素晴らしすぎます(笑)。

音楽、ピアノはショパン風、ヴァイオリンはヴィヴァルディ風かな?
と思ったらイタリア生まれなんですね、マリアネッリさん、すごくいいセンス。サントラ注文しました!それで今日は、バッハ、ショパン、ヴィヴァルディ、タルティーニ、コレッリと、室内楽をずっとかけながら仕事でした。
う~ん、やはりイタリア・バロックはいいなあ。ヴァイオリンが最高。

そうそう、ダーシー家の彫刻コレクションのシーンで、アキレス発見!かかとに矢が刺さってるところ。いいご趣味です(笑)。

キーラの着てるコートがまたよかった。
こげ茶の洗いをかけたゴワッとした生地で、ウエストを絞ったロングなんだけど、裾にいくつもスリットが入ってる。衿のかたちもメンズっぽくてすごく素敵。

なんといっても最後の、ドナルドパパとキーラのやりとりが良かった!
知的で娘を思う、素敵なパパです。TVのほうのパパも良かったけど、映画のパパはもっと好き。ほんとにキーファーにそっくり。
口なんかおんなじ!でも、若い頃のドナルドさんて、キーファーよりアクの強い顔でしたよね。
いや、そこが好きなんだけど!


マシュー・マクファーデンのダーシー、良かった!というか、マシューが気に入った!いいですよ~。
なんかこう暗い、ダークなイメージがあって。声が低音で素敵です!
実は観る前は期待薄というか心配でしたが、OKOK!かなりイケてます!
だけどあの、ダーシー役って、すごく難しそう。セリフが少なくて。
告白する雨のシーン、すごく好き。
意志と関係なく、自然に惹かれあうっていう感じがすごくよく出ていて。


グリーンの似合うキーラちゃん。
こういうグリーンって、ストイックでありながら情熱を秘めている、という設定にぴったりかも。

あと私は、ボッサリヘアーのMr.ピングリーも好きです。
彼のあの顔立ちだと、クールな役も似合いそう♪
今回はぼさっとした役だったので、2枚目に見えなかったかもしれませんが、実にハンサムなのです!要チェックです(笑)。
次はスパイ役ということで、大いに期待しております。

それにしてもあの時代の女性って、結婚するしか人生の目標がなかったんですね。
「モナリザ・スマイル」思いだしました。
人の噂話しか興味がない、本を読まない向上心の低い女性に対して、痛烈に批判していると思いました、この作品。
ううむ、まだまだ語れそうですが、仕事しなくちゃ(爆)

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