カンバセーションズ
おしゃれな大人の、甘くないラブ・ストーリーといった感じかな?
う~~~ん♡(*´∀`*) 最高に楽しめました!!
娘と観ましたが、彼女も「最高!!(´▽`)」と喜んでいましたよ♪
10年ぶりに再会した、男と女の一夜のおはなし。
Conversation・・・そう、全編が男と女の会話だけで成り立っているという、スゴイ作品。
しかも、すべてがデュアル・フレームという手法で、真ん中で画面がまっぷたつになっていて、常に2つの画面を同時に映しだされているんです。
最初は、慣れないので右目で右の画面を、左目で左の画面を見たり、しかしそれも無理が来るので、今度は両目で右、左、と忙しく動かしながら見たりとか(笑)。
ですので、これはあまり前の席で観ると、かなり大変です。
だんだん慣れてくるんですけどね。
しかしこの手法は非常におもしろかったです!
会話をしている2人の表情を、同時に追いかけることができるわけです。
俳優さんにとっては、演じがいがあるというか、かなり高度な演技と集中力を要求されるんですね。
たいがいの映画でやってる、細かく撮ってあとで編集する、っていうやりかたでないから、リアルタイムで追いかけている緊張感みたいなものがあります。観てるほうは実におもしろく、楽しいんですねーこれが。
そして、時々、片方の画面が過去の回想シーンになったり、「あれ?ここは妄想シーン??」というような映像がパッパッと挿入されるから、ぼんやりしてるヒマがなく、とっても刺激的。
脚本が素晴しい!
小気味良い会話が、なんともいえない大人の雰囲気で、小説を読んでいるような気分にもなってきます。
私には、苦笑してしまうセリフばかりでしたね(笑)。
このふたり、名前が出てこないんです。ある男と、ある女。
つまりは、男と女の代表って感じです。
いかにも男ってこういうこと言っちゃうでしょーとか、あーあ女って・・・、こういうときってこうなのよねーみたいな、やけに共感しまくってしまい、あちゃー私ったら、なんだかすっごい人生経験豊富なおばあちゃんみたいだわ・・・これって年とったってことを実感しちゃってるわけでー・・・とまたそこで「苦笑」。
まいったなあ、これは・・・と思いながらも、ヘレナ・ボナム=カーターとアーロン・エッカートの深くて小粋な演技に魅了されてしまいます。
ふたりとも、ほんとうに素晴しいですね~
なんでこう、演技っていうものをかっこよく上手に嫌味なくやってのけるんでしょう。
アーロンはやっぱり母性本能をくすぐるのが得意技です。
スーツはアルマーニですって。
いわゆるチョイワルなの。
こちらはまたまた大注目♡の、10年前の彼を演じるハンサムさん、エリック・アイデム。
まだ映画出演は2回目とのことで、今後は要チェックでございます。うーん、かわいいですねえ。
突っ走ってた20代、熱かったなあ・・・だけど今となっては恥ずかしいのね。
ホテルのバスローブがおしゃれでいいなあ~と思ってたら、ブルックス・ブラザーズ製だそうです♪
これ、欲しいかも。
このほか、ヘレナの着てたピンクのドレスやパンプス、イヤリング、下着なども、人気のおしゃれブランドのものばかりで、素敵でした。
10年前の彼女が着てた、シンシア・ローリーのワンピもかわいかったなあ。
ホテルの内装も、クラシックでとってもおしゃれでした。素敵~♪
カーラ・ブルーニの歌声も雰囲気にぴったりで、良かったです♪♪
2人の名演にすっかり引き込まれて、
「それで、それで~~?どうするの~~?」
って、彼らがどうなっていくのか、なあんとなく想像できちゃったりしつつも、先が気になってしかたがない、そんな雰囲気の、実にナイスで不敵な作品。
最初からまたじっくり観たいです。DVDは買い!!です♪