マイ・ブルーベリー・ナイツ
娘と観たのですが、彼女も気に入っておりました。
まあ、難しくない、重くないラブ・ストーリーなので、比較的誰でも入りやすいかな、と思いました。
「カーウァイ監督ダメだけど、マイ・ブルーベリー・ナイツなら受け入れられる」という感想を目にすることが多かったのですが、うーんなぜでしょう。
ウォン・カーウァイ監督作品って、そんなに分かりにくいんでしょうかね・・・?
私には、分からないとか受け入れるの受け入れないの、と、そういう発想自体が浮かばないので、その気持ちのほうが分からないのでした。
『花様年華』『若き仕立て屋の恋』などすごく好きだったので、カーウァイ監督の視点や、美意識はとても魅力的だと思うのです。これからも期待しています!
しかし私は、ノラ・ジョーンズさんをまったく知らないという、困った人です。
とても可愛らしい人ですね。
実は主役の2人のエピソードよりも、レイチェル・ワイズとデイヴィッド・ストラザーンの2人が演じるエピソードが良かったんです、個人的に。
レイチェル姐さんが良かったなあ~!
登場した瞬間に女優オーラがバーン!てね、すごいカッコイイ。
やはり一流の女優さんの表現力って圧倒されますね。
で、ストラザーン(枯れた感じがいい~!)との絡みが素晴らしいので、2人でずっとやっててほしかった~(笑)。
やはり若いカップルよりも、切ない大人の恋愛のほうが心に沁みるのですね~。 年かな・・・笑。
プロダクション・デザインと衣装デザインがすごく素敵でした。
担当はウィリアム・チャン。
「花様年華」も彼が担当でした。
この素敵にヴィヴィッドな色彩感覚!
壁が黄色、カーテンが濃い緑色。影の入れ方、構図も最高。
「花様年華」を思い出しますね。
向こうに座ってるのはストラザーン。大好きな俳優さんです。心に沁み入る演技、すごく良かったなあ。
照明にブルーを使っていたのも面白かったです。
ナタリー・ポートマンは知性があって色気もあって・・・素敵です。
ファッションも可愛いかったな。
彼女が主役だったら、どうだったかな?とちょっと思いました。
エプロン姿でカフェをひとりできりもりするジュード・ロウは、なかなか可愛かったです。
くったりしたTシャツの着こなしがいいですね~
最近私が、コリンのライバルだと勝手に決め付けていて、変に意識してる(笑)。
タイプが全然違うけど、2人ともすごくオシャレ。
うむむ・・・コリンとジュードが同じ画面に一緒に出る日が来たりしたら、楽しそう。
それにしても、閉店後にあんなにのんびりしてていいのかなあ・・とか、
お客さん同士で店内でケンカするのはやめてー!とか、
ついついお店の人の気持ちになってしまってハラハラしたのでした(笑)