東京バレエ団 ベジャール・ガラ
東京バレエ団のベジャール・ガラ公演に行ってきました。
演目は
「ギリシャの踊り」
「ドン・ジョヴァンニ」
「ボレロ」
でした。
公演時間は休憩も含めて全体で2時間くらいだったのですが、最後の「ボレロ」の約20分くらいに、今日の全てが集約されていたような感じでした。
ニコラ・ル・リッシュの「ボレロ」、もの凄かったです。
鳥肌立ちました!!!
観ているうちに胸が熱くなって・・・
終わってからは客席も熱狂していました。
皆、立ちあがって拍手と声援。
私も思わず立って拍手しました。
ボレロの振り付けって、一見すごくシンプルのように見えるし、ずっと台の上で踊るから、激しい動きもないのですが実はすごい身体の使い方をしているんですよね。
ダンサーは汗だくになっていて、くるっと空中回転する場面ではバックが黒ということもあって、回った時に汗が飛び散るのが見えました。
ニコラさんのインタビューにもありますが
「自分の人生をかけなければあの16分間は踊りきれない。振り自体はシンプルに見えるけれど、内面の持っていき方がダンサーに問われている」
まさにそのとおりで、ダンサーの全人生、生き方、精神性、
全てがそこにあるといった踊り。
ベジャールの精神世界に入り込んだような、心が浄化されたような心地よさでした。
秋のベジャール公演も、すごく楽しみです!
NBSのサイト
http://www.nbs.or.jp/stages/1008_BejartGala/index.html