ハンコック

またもや一風変わったヒーローものでした。

ストリート系なヒーロー、ハンコックは、ホームレスのように道端のベンチで酔いつぶれている・・・。

悪人を退治するけれど、そのやり方はかなり乱暴で、街の損害は激しいのに、ハンコックは知らん顔なのです。

人とのコミュニケーションの仕方を知らないため、助けてもらっているにもかかわらず市民とハンコックとの間に信頼関係や感謝などがないというわけなんですね~。

人から愛されることを自分から拒否するかのような態度には・・・
それは、実はその人の中の愛の記憶に原因があるのかなあと思います。

そしてハンコックに必要なのはセラピーだったんですね~・・・
ところが、レイというPRを仕事にしている男と知り合ってからハンコックは、人とのかかわり方を学んでいきます。


「ヒーローは人に愛されなくちゃ」

「どうやって?」

愛され方を知らないハンコック。

過去にあったこと、そして現在の周囲のひとたちとのかかわり、そういう中でハンコックがどのように変化し、癒されていくのかが大変興味深かったです。

こういう感じで、この前の「ハルク」とは少し違うけどやはりヒーローのメンタルな部分にかなり深く入り込んで描かれていました。


特製スーツを着用したハンコックは、すっかりセレブな雰囲気。

でも、冒頭のストリート系なやさぐれヒーローもなかなか良いと思いますけど・・・☆

監督はピーター・バーグ、製作はマイケル・マンで、
「キングダム~見えざる敵」のコンビです。

前回のシリアスな内容とはガラッと変わりますが、やはり
きっちりした作りには感動でした。

アクションシーンも迫力があって見ごたえがあります。


レイ役のジェイソン・ベイトマンはやはり「キングダム~」にも出演していた人です。
とても温かみがあって、いい人キャラがよく似合っています。

悪役のエディ・マーサンはとても存在感があって良かったです。
それにしても彼はかなりよく出ていますね~
「マイアミ・バイス」「ザ・イリュージョニスト」「M:I:Ⅲ」「ニューワールド」「フォー・ヴェンデッタ」「21g」と・・・まだまだありますが、これで私が観てる作品に次々と変化しながら登場しているわけですね。


後半は恋愛物語になっちゃってましたね。

シャーリーズ・セロンがめちゃくちゃカッコイイ!!!

パンフに彼女のインタビューがのっていました。
「自分が誰であるか。そこに忠実であることが、私のポリシーなの」
と・・・いや~外側だけでなく、中身もカッコイイ人です!


ヒゲも剃ったし、バッチリ☆

しかしヒゲを手で剃っていましたね・・・(笑)

スミスさん、ハリウッドで最もギャラの高い人だそうです。
好感度も高いですね~。