M：ｉ：Ⅲ

2018年3月16日

一日めいっぱい仕事したあと、夜８時１０分からの「M:i：Ⅲ」先行上映に行ったわけです。
もう、予告編であくびが出て、眠い目をこすっている有様だったのですが、コリン・ファレルの「マイアミ・バイス」の予告編でバッチリ目が覚めて（笑）、その後、本編では疲れもふっとびましたね。

J.J.エイブラムス、すごい！やっぱり面白い。
”娯楽作品”というとらえかたのツボが、なかなかいいところを押さえていて、さすがだなと思いました。
「エイリアス」の雰囲気がかなりあって、冒頭のシーンで観客にショックを与え、謎に引きずりこんでしまうところとか。

バンジージャンプとか心臓停止とか、その他いろいろとありえないけどすごくワクワク、楽しいシーンの連続。
お金のめいっぱいかかった、派手派手アクションが最高ですね。
特に良かったのは上海郊外の古い街でのアクションシーン。
中国は今でも骨董品そのものの街が残っているのですねえ。すごいなと思いました。
あとJ.J.の特徴としては、観る側を混乱させておいて、先を読めなくしてしまうやり方。
このあたり、ほんとうにうまいなーと思っていました。
身体に爆弾埋め込むのとかも「エイリアス」にあったなーとか、最近すごくJ.J.ファンな私なので、そういう意味でかなり楽しかったです！
でもねー、「エイリアス」は１回でも見逃すと、わけわかんなくなって、ついていけなくなり、だんだん観なくなってしまったのでした。。。
本国でも、そういう理由から視聴率が落ちたらしい（爆）。

また、J.J.は結構女性を戦わせるのが好きと見えて、女性の使い方はとてもうまいですね。
かわいくてスタイルも良いミシェル・モナハンがきっちり活躍しますし、もとスーパーモデルのマギーQさんも、脇で支える役柄ながら、美しくかっこいい。
赤いドレス、素敵でした♪

しかし、登場人物の皆さん、お着替え異常に早っ！！！
トムのギャラ、１億ドル。。キャンペーン頑張るわけですね。
個人的には優等生タイプのトムさんには魅力を感じないので、脇役陣で大いに楽しい作品でした♪
とくに、ジョナサン・リース・マイヤース。マッチ・ポイント前売り券
彼は人気上昇中のダブリン生まれ。「マッチ・ポイント」がすごく楽しみ。
あと、トーキングヘッズのデヴィッド・バーンに似てるかな？というビリー・クラダップ、とってもかっこ良かったです。
P.S.ホフマンは、さすがに異様なまでの存在感で、圧倒してましたねー。
先日スカパーで、かなり若いころの彼が出てる作品を観ましたが、セリフもほとんどないのに、その不思議な存在感は確かにありました。
体型は変わらず。。（笑）。

そういうわけで、いろいろと楽しい要素がいっぱいで、満喫できましたが、終わってからちょっとひっかかるものが。
「スパイ大作戦」のファンとしてはやはり、チームのメンバーそれぞれがもっと個性と得意技を出し合って、お互い協力しあってというあの雰囲気がないところに不満が残りました。
なにもかもおいしいところはぜーんぶトムがやります的なのが鼻につきましたね（笑）。
彼はいつもそのパターンなので、ま、今後もずっとオレ様の道を行くのでしょうね～。
はい、どうぞ、そのまま行っちゃってください。
でも、「コラテラル」のちょっとダークなトムはなかなか似合っていたと思いましたよ。
ああいう路線ならおもしろいかも。

それにしても、もう４４歳というのにハードなアクションをスタントなしでこなし、監督さんはそれでそうとう心臓に悪かったそうです。
しかしすごい体力だなと思いました。
まがりなりにもマクロビオティックをされているとかで、そのせいかもしれません。
ブラピさんなんかは、もっと若いのにもかかわらず、「トロイ」のときに「もう体力的にアクションはキツイ」などと発言されておりました。

なにはともあれ、楽しい作品には違いないです。