ブラッド

いやー面白かったです。
なんだかんだ言って、かなり好きです、こういうのは・・・

なんか最近、ホラーが全然平気になっちゃって・・あ、でもさすがにタランティーノの「ホステル」とかスプラッターものは範囲外なのですが・・。

ヴァンパイアものには、高校のときにはまって以来、ずっと好きで、DVDも結構集めていて、クリストファー・リー様の「ドラキュラ」を始め、かなりいろいろあります。
遺伝とか言われてしまってますが、娘も大好きなので、一緒になって楽しんでおります。

さて、「ブラッド」ですがB級ホラーなりに結構よくまとまってて、面白かったです。
まーもちろん、ツッコミどころは満載なわけで、そういうところは当然のように気にしないで観れるようになっちゃってるんですよね~。
で、こういうのは、あえてB級っぽい演出とかが最高に楽しいわけです。
女優さんが無駄に脱いでたりとか、わざわざ殺されるために登場する人とか、強引な設定や展開などなど。

とにかく、ルーシー・リューのヴァンパイアがサイコーーーー!!
セクシーで強くて、新たなダーク・ヒロイン誕生!って感じでした。
絶対シリーズ化して欲しいです。もっと観たい。
ストーリー的には単純だし、結構ありがちなんですが、かえってそこがまたいいんですよね~
B級っぽい演出はたまらなくいいです。血だらけになって泣くルーシーさん。
あと、ちょっとクスッとしちゃうとこもありましたね。
ギャグというわけでもなく、なんか可笑しいところがあったりするんで、それがいいのね~
でも変に安っぽくないのは、俳優さんが豪華なせいかなあ、と思ったり。
オシャレなところもいいのかな。

今回の最大の目的は、悪役のジェームズ・ダーシー!
「マスター&コマンダー」ではさわやか&麗しい副長を演じ、そしてまた「ドット・ジ・アイ」ではガエル君と共演し、とっても素晴しい悪役っぷりを披露してくれました。
すっかり彼のファンになってしまった私と友人は、「エクソシスト・ビギニング」をかなり無理して劇場に観に行って、死ぬほど疲れて、周囲にあきれられた過去があります。
ま、そのおかげでアレ以来かなり度胸がついて、ちょっとやそっとのホラーにはびくともしなくなったのでした(本当なのか・・?)。

ダーシー様はもう、すっごいバッチリはまってて、あの美しい(ちょっと太った?!)お顔と、性格の悪さ、ダークな雰囲気、残酷さなどがうま~くミックスされて、それはそれはすんばらしい悪役っぷりでございました。
もー、こんな素晴しく汚れたダーシー様が観れて、最高の気分です。

ルーシーさんは華奢な身体なのに、ボウガン構えるとすっごくクールでかっこいいし、似合います~~。
ファッションがまたどのシーンもオシャレで良かった。
ルーシーさんのファッションは、服からバッグや靴などの小物まで、じっくり観察してしまいました。
脇役さんたちも、とーってもオシャレ。
冒頭の娼婦のドレスとか下着もいいし、イヴの赤いルージュと赤いビスチェもいいな。
最後のほうで娘に着せた制服っぽい衣装なんかもオタク好きそう~な感じで面白かったです。
しかしなぜそこで制服なのかは謎(笑)。
あと、刑事さんが「ファンタスティック・フォー」の岩石男さんで、出てきたときは心の中で「あーーー!!」と叫んでいました。いやー、カッコイイ。
彼の参加で、さらに作品に深みが加わって、すごく良かったですね。
娘が刑事さんの夢に出てくるとことか、わざとらしくてかなり好きですね。

次々と出てくる脇役さんたちも皆さん美形揃いで、非常に目の保養になり、楽しかったです。

しかし、ずいぶん簡単に死ぬヴァンパイアだなーとかも思いましたね。
アクションのほうは、かなり地味めでした。
「アンダーワールド」みたいな、イケイケムードの派手なアクションはほとんどなし。
でもそれはそれで渋くていいなあと思いました。
なんとなく昔のヴァンパイアものみたいで。

出血シーンが多いのですが、下品にならず、ほどほどに悪趣味で(笑)
そのへんのさじ加減も良かったです。
映像もきれいに撮れていましたし、個人的にはかなり満足しました。
娘も面白かった~♪と言って喜んでいました。

絶対、続編あり、かな~♪と思って、期待しております。

公式サイト、かなり過激なので気をつけてください(^^;)