ミハイル・プレトニョフ指揮:ロシア・ナショナル管弦楽団

2020年9月9日


今日は、サントリーホールに行ってきました。

先日、ボリショイオペラの「スペードの女王」を指揮したミハイル・プレトニョフが気になり、早速チケットを購入したのです。

ベートーヴェンの第7番と第5番。

正直いって、こんな超定番を聴いてしまって良いのだろうか・・・?
という不安がありました。

しかしそんな不安は見事に吹っ飛んでしまいました。
最高~に素晴らしい演奏でした!

プレトニョフは譜面を見ないで指揮していましたが、やはりそのほうがカッコイイですね~
かなり変わった指揮棒の動きとか時々あって、目が離せない人です(笑)。

オーケストラは大変美しい音で、管楽器たちも素晴らしかったし、何といっても弦の音が綺麗でした。
だから、7番の2楽章なんか最高に堪能できたし、それに5番の2楽章!これがまた美しかった。
始めはコントラバスとチェロで、そこにヴァイオリンが加わるところ、ため息でした。
特に5番は、しみじみ~と弦楽器の美しさを聴く曲なんだなあ・・・と思いました。
ところでコンバスが8人もいて、嬉しかった~。
コンバスがたくさん並んでると意味なく嬉しい。
時々、涙が出そうになるほど美しくて、後半は音の世界にどっぷり入り込んでいました。
身体の重力がなくなるような感覚。

あと、アンコールでやってくれたのが何とバッハの「G線上のアリア」!!
これまた超定番ですが、本当に弦の美しい響きを味わいつくした、という感じで素敵でした。

CDはこちらです↓↓↓

帰宅してからCDを聴いているのですが、やはり生と比べてしまうと、音が違いすぎて・・・

行って良かったです。
また機会があれば絶対行きます。