ライラの冒険~黄金の羅針盤

2018年5月10日

制作:2007年アメリカ 113分
原題:The Golden Compass

監督:クリス・ワイツ
脚本:クリス・ワイツ
原作:フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:ヘンリー・ブラハム
編集:アン・V・コーツ、ピーター・ホーネス、ケヴィン・テント

ライラ・ベラクア:ダコタ・ブルー・リチャーズ(西内まりや)
アスリエル卿:ダニエル・クレイグ(東地宏樹)
コールター夫人:ニコール・キッドマン(山口智子)
セラフィナ・ペカーラ:エヴァ・グリーン(本田貴子)
リー・スコーズビー:サム・エリオット(小林清志)
ジョン・ファー:ジム・カーター(内海賢二)
ファーダー・コーラム:トム・コートネイ(麦人)
ロジャー・パースロウ:ベン・ウォーカー(海鋒拓也)
ビリー・コスタ:チャーリー・ロウ(神谷涼太)
マ・コスタ:クレア・ヒギンズ(磯辺万沙子)
学長:ジャック・シェパード(大木民夫)
教会組織の幹部:デレク・ジャコビ(稲垣隆史)
教会組織の使者:サイモン・マクバーニー(牛山茂)
第一評議員:クリストファー・リー(藤本譲)
パンタライモン:フレディ・ハイモア(成海璃子)
イオレク・バーニソン:イアン・マッケラン(緒形拳)
ラグナー・スタールソン:イアン・マクシェーン(磯部勉)
ステルマリア:クリスティン・スコット・トーマス(坂上みき)




2回観ました。
1回目はバルト9で一番大きいスクリーンで、2回目は豊洲のユナイテッドシネマの一番大きいスクリーンで。
この手の大作は、やはり公開後1週間以内くらいに、最新設備のシネコンの、一番大きいスクリーンで観るのがいいですね。
音も映像も迫力が全然違いますから、頑張って行ってしまいます。

かなり前から・・・早々と前売り券を購入して、楽しみにしていました。
ファンタジー好きの友人の間では、原作がとても面白い、と評判でした。
私はまだ全巻読んでいないのですが、評判通り面白くて、世界観がいいですね。
文章の運び方もスイスイと流れが上手で、物語に引き込まれます。

最近はCGの進化のせいもあってか、次々とファンタジー作品が映画化になっていて、
いささか食傷気味の人もいるようですが、今回の「ライラの冒険」は、なかなか上質で、良い仕上がりになっていると思いました。
原作にもかなり忠実に作られていて、とても好感が持てました。
ただ、終わり方が少々異なっているのですがそれもなぜか違和感を感じませんでした。
何度かうるうるするくらい、感動的でした。
映像は素晴しく綺麗だし、超豪華キャストだし、子供にも大人にも退屈しないようにうまく作られていて、感心しました。
ただ、ハリポタもいつもそうですが、どうしても急ぎ足の展開になってしまうのはしかたがないのかな・・と思います。


ダイモンたちの毛並みとか動きとか本当によく表現されていて、素晴しいです。
動物たちがかわいくて、萌まくりでした(笑)。
ライラのダイモンであるパンタライモンはいろいろな動物に変化しますが、山猫が特に気に入りました。かわいい~~。
あと、一瞬白いオコジョになるところがツボにきてしまい、あとで娘と大騒ぎしていました。
声はフレディ・ハイモア君が担当していて、声だけ聴いててもやはり演技上手だし、綺麗な声で、すごいなあと感心しました。

そして何といってもシロクマのイオレクが最高です。
目が小さくてかわいい~。シロクマ対決、素晴しかったですね~。かっこいいです!
なんと言ってもあの、サー・イアン・マッケラン様の素晴しいお声を聴いているだけでうっとりしてしまいますよ~♪
橋が崩れるシーン、モリア(「ロード・オブ・ザ・リング」)でのガンダルフを思い出してしまって・・・


クリストファー・リーもちらっとご登場でしたが、う~んやはり貫禄ですね!
大好きなダニエル・クレイグもアスリエル卿の役がぴったり似合っていて、今回はお髭にツイードのジャケットがとっても素敵でした。
二コール・キッドマンも素晴らしく綺麗でした。
特にゴールドのドレスがお似合いでした。
エヴァ・グリーンも魔女役似合いますね~カッコイイです!
サム・エリオットも素敵でしたけど、彼っていつもほとんど変わりがないような気がするのですが(笑)。役作り不要というか・・・
帽子とか衣装とか、あのまんま生活してるんじゃないかっていうくらい自然体ですね。
でも、いきなりアメリカン♪って感じで登場してきて、色を添えていましたね。
本当に豪華キャストでした。
もちろん、主役のライラ役、ダコタ・ブルー・リチャーズも、イメージぴったりでした。
少年ぽい雰囲気と気丈そうな顔立ちもとても良かったし、綺麗ですね~。
新人だなんて、もうオファーが殺到して大変でしょうね~きっと。
それにビリー役、美少年で気に入りました。
(そうしたら友人に、そういう反応をすると思ったと言われてしまいました・笑)

作品の仕上がりにかなり影響すると思われるのが、セットなどのデザインや作り込みの完成度。
街などの風景や、乗り物などのメカデザインも素晴らしくて、それも作品に奥行と格調をもたらしていました。
ゴールドがかなり多く、あちこちに使われていたのも豪華さと品のある美しい映像の理由になっていたのかもしれません。
クラシックなテイストも素敵でしたね。
複雑そうな、未来的な機械のデザインや、またスイッチなどの細かい部分にも、情緒的な曲線やゴールドを取り入れているのが良かったです。


娘と娘の友達と私と3人で観たのですが、彼女たちは原作未読でも、すごく喜んでいました。
「早く続きが観たい!!」って言ってました。

公式サイトへ行くと、自分のダイモンを判定してもらえるのですが、私はトラでした。
銀座三越のライラ展も行ってきまして、原寸大のイオレクを確認してきました。
イオレクのぬいぐるみを購入しようかどうしようかとかなり真剣に悩んで、なんとか思いとどまりました・・・。
ダニエルさんの顔がプリントされたマグカップは購入しました(笑)。
衣装展示もたくさんあって、楽しかったです。
教えてくれた友人に感謝。

2作目も早く観たいですね。原作は全部読んでおこうと思います。


映画「ライラの冒険-黄金の羅針盤」オリジナル・サウンドトラックアレクサンドル・デプラ
音楽もとても気に入ったので、観終わってすぐにサントラを購入して帰りました。
よく聴いています♪

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ダコタ・ブルー・リチャーズ(西内まりや) (出演), ニコール・キッドマン(山口智子) (出演), クリス・ワイツ (監督)
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