王の男
監督 イ・ジュニク
脚本 チェ・ソックァン
原作 キム・テウン『爾』
音楽 イ・ビョンウ
撮影 チ・ギルン
編集 キム・サンボム、キム・ジェボム
上映時間 119分
製作国 大韓民国の旗 韓国
カム・ウソン チャンセン
イ・ジュンギ コンギル
チョン・ジニョン 燕山君
カン・ソンヨン チャン・ノクス
チャン・ハンソン チョソン
ユ・ヘジン ユッカプ
いやー参った。
面白かった・・・(°▽°)
前売り券を購入していたのになかなか行かれず、2月2日までに上映終了が迫り、あせって行ってきました。
さすがに空いてましたねー。
しかしこれはなかなかのものでした。
脚本もよくできていて、ストーリー運びに無理がなく、気がつくとすっかり物語りに引き込まれていました。
俳優さんたちもとても個性的で生き生きと演技していて、それぞれのキャラも立ってるしで、作品としてかなり良いものでした。
とくに主演のカム・ウソン、すごく落ち着いてて知的な雰囲気でありながら、ワイルドな味付けがたまらない魅力でした素敵でした~~
女形の美青年、イ・ジュンギは実に化粧ばえする顔立ちと、きっと生まれつきと思われる”華”のある俳優さんでした。
衣装もすごく綺麗で、素朴な平民の衣装から、芸をするときの衣装、王たちや貴族も衣装、と、シーンごとに色々な演出とデザインで楽しませてくれました。
京劇の衣装とメイク、最高だった~
大好き作品のひとつである「覇王別姫」のレスリー・チャンへのオマージュかと思うくらいでした。チャンセンとコンギルの関係は、ちょっと同性愛的?と思わせるような雰囲気もあったので、余計にイメージがかぶりましたね~
愛憎劇ではありますが、ドロドロした演出はあえて避けたようで、コミカルで親しみやすい要素を重視した感じでした。ちょっと下ネタが多いんですが・・
脇を固めるお笑い担当の3人組なんかの使い方も楽しかった。その中の1人は、「MUSA」(これも大好き)で脇役をやってたチョン・ソギョンでした
なんでも韓国史上最大の暴君、ヨンサングンという実在の王のお話だそうですが、この恐るべき王を実に人間臭く描いていて、王役のチョン・ジニョンのキレまくり演技はすごく楽しませてくれました。
あれで美形だったら・・・惚れたなー<オイオイ
姫役もハマリ役、って感じでした。
しかし、この着物の下って、胸にさらしみたいな布をギュウギュウ巻いてるんですねえ。乳腺に良くないんじゃないのかしら(笑)。
衣装で面白かったのは、頭から足元まで全身生成りの装束で、頭に藁で作った綱のようなものを巻いてるの。
綱渡りのアクション、すごく迫力ありました。
CGじゃなくって、実際に俳優さんが自宅の庭にロープをはってまで特訓したそうです。
いや、スゴイわあ・・・
韓国って、こういう”体当たりアクション”が得意ですねえ。
「MUSA」のときも怪我人続出だったと聞きますし。
最後は泣けました・・・
DVD、買うわ~~
病気&悲恋の韓流は引きますが、こういうしっかりした作品作りなら、大歓迎ですラブラブ