プライスレス 素敵な恋の見つけ方

バイオレンスだアクションだー!
なんて映画ばかり観ていてたまにふっと・・・こういうロマンティックな映画を観ると、

やっぱり、愛よね~。

なんて思います。単純(笑)。

前半はあれ、こんな感じでフツーにロマコメで終わるのかなー?って思いながら観ていたら、2転、3転するので意外性があって楽しませてくれました。
娘と2人で、結構笑いながら観ていました。

特に、俳優のガド・エルマレの変化が面白いんですね。
彼はコメディアンだそうで、どうりで動きとか、身体を使った表現がお上手!
給仕の仕草とか、思わずぷぷっと吹き出してしまいます。
呼ばれると無意識に身体が反応して、つい立ちあがってしまうところとか、おかしくてしかたがなかった~。気持がわかるだけに。
私もよそのお店に行った時、「いらっしゃいませ~」という店員さんの声を聞くと、つい一緒に言いそうになるので、怖いです(笑)。

可愛くてスレンダーなプロポーション抜群のオドレイが着こなすブランドの服や靴が素敵。
あと、ガドさんがやたら美形キャラでないところもいいですね。
オドレイも、ただの頭からっぽ~の可愛い子というキャラでないところがいいんです。
彼女が演じることで、なにかありそうな感じが漂っていますね。

ロケーションも最高。セレブな雰囲気バリバリのリゾート、ビアリッツ。
オテル・デュ・パレのゴージャスな建築やインテリアも素敵で、クッションやベッドリネンなどのコーディネートも気になりましたし、テーブルの上の小物も気になるし。
給仕たちが手際よく食事の準備をしていく様子の撮り方もいい感じでした。

オドレイ演じるイレーヌの恋人、ジャックが素敵。
1934年生まれ!あのお年で白いパンツを品よく着こなすところなんか、素晴らしいですわあ~。
全身エルメスのセレブマダムも素敵でした。髪型も素敵!
(個人的意見として、彼女にはジャンじゃなくてジャックがお似合いかと思いましたよ~)
彼女もまた、愛をお金で買おうとするけれど、。。。

愛はお金で買えないのですね~。
でも、運よく愛に出会えたら、それは一生の宝を見つけたのと同じこと。

恋の駆け引きやフランス映画らしいセリフや、おしゃれな演出がとても素敵で楽しい作品でした。
ベタベタしてなくて、すっきり、さっぱりしてる雰囲気も観ていて気持ちが良いです。

でもね本当は、恋愛には駆け引きって必要ないと思うんですけどね☆

1ユーロ硬貨の使い方が小粋なアイディア!
ダ・ヴィンチのモチーフが「大丈夫」って言ってるみたいでなんかほっとしました。
さすがダ・ヴィンチ様。
あ!ダ・ヴィンチコード!って思ってしまった(^^;)