ラブソングができるまで

本当~~~にわかりやすい映画です(笑)。
お決まりのパターンづくし、なので、まったく頭を使わずに観れるんですねえ~。
ある意味、すごい映画です。


お決まりの出会い、盛り上がり、葛藤、そしてハッピーエンドと、まーほんとよくもこんなにあたりまえにきっちりとまとめたなあという感じです。
しかし、嫌味がまったくないので、どなたでも楽しめるという素晴しい作品ですね。


こちら、話題の、ヒューが26歳(!?)になりきってる’80年代プロモシーン。
ワムというか、デュラン・デュランというか・・・(笑)このセンス、なかなか面白いです。
これは最高におかしかったですね。
私も20代を’80年代で過ごしましたから、この雰囲気はよーく存じております。
特にUKポップスは元気でしたよね~

で、ヒューは2人で組んでた(実際5人のバンド)のに、片方だけ売れちゃって・・・というありがちパターン。
そういえば、現実の世界でも、こういうのってよくありますね。
あの相棒の人って今どうしてるんだろうね~なんて会話、友達とよくしますよね(笑)。
この作品では、あ、そういうことやってたんだ~とわかる作りになっています。
レジャーランドで歌ってみたり、同窓会でなつかしのあの歌を、なんていうシーンが泣かせますね・・一生懸命に腰を振って踊るヒューが笑えます。

ファッションにしても、今、原宿や新宿あたりではゴシック・パンクとか流行していますが(実は娘としょっちゅう覗きに行ってる)、あれは’80年代にも流行った、ニューロマンティックとか、パンクと同じだわ~と思って、懐かしんでおります。
当時は、私も今よりは時間があったこともありますが、とにかくMTVをいつもいつも自室で観ていました。
しかし音楽のほうはさほど興味がなく(U2とかクラッシュなどはレコード購入したりコンサート行きましたよ~)映像が面白くてたまらなく、ほんとうに、ひたすら観まくっていました。
今はそこまで時間がないので観てませんが、音楽のプロモって、結構最先端の映像感覚をたくさん楽しめて、デザインの参考にもしていました。
有名映画の雰囲気をそのまま投影してたりするのもあって面白いですね。
そういえば最近では、ジャレッド・レトのバンド30 SECONDS TO MARSのプロモがキューブリック作品「シャイニング」のイメージで作っていて、たまたま観ることができて楽しかったです。かなり面白いです。

・・・って話が脱線しましたが、ヒュー&ドリューのコンビネーションは、まったく違和感なく、ふたりとも自然体でラブコメしてまして、なかなか楽しめました。
音楽については、申し訳ないですが私の偏った感覚ではよくわかりかねます(笑)。
雰囲気はよく出てたんじゃないでしょうか。

あと、この作品、ファッションがすごく良かった。
実際にコーディネートの参考になるものが多くて、とても楽しかったですね。
ドリューの、アーミー調ジャケットとか、シャツ&ベストとか、ショートパンツにタイツとか、首に巻いてるストール・・何種類あったかしら。
どれも身近な感じでした。
ヒューのジャケットスタイルも素敵でした。
特に気に入ったのは、黒の上下にアディダスのはき古したスニーカーというスタイル。
スニーカーのくたびれ加減が良かった。


今回ちょっと気になったのがこちらのヘイリー・ベネット。
カリスマ歌姫という役どころなのですが、あまりにもぴったりはまっていました。
次はどんな役で登場してくれるのか楽しみです。

彼女のファッションもすごく良かったです♪
最後のステージの衣装なんか、いくつかの黒のパターンで、どれもとってもおしゃれでした。
サテンのジャケットにショートパンツ、ハイソックスというスタイル、ちょっとゴスパンクで、可愛かったです。