新国立劇場「ラインの黄金」

2020年9月12日

ワーグナーの「ラインの黄金」です。

トールキンの「指輪物語」の元になった物語で、以前から気になってはいたものの、なかなか機会に恵まれなかったのですが、やっと鑑賞することができました。

CDでは聴いておりましたが、生舞台は初めてです。
日本での公演も、結構貴重なのではないでしょうか。

「ラインの黄金」は、ニーベルングの指輪4部作のうちの除夜編となるんですね。
このあと、「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」と続きます。

いや~しかし、1回では消化しきれませんでしたね。
奥が深い、深すぎる・・・。
オペラ作品では、かなり残酷なシーンなども何度もあって、それも衝撃でした。

それと、今日の演出のなんとまあ大胆なこと。
ラインの娘たちったら、ホームレス化してるし(笑)。
舞台装置もすごく大がかりで、横に、前後にと、あんなに動く舞台を初めて見て、びっくりでした。
あと新国立劇場の舞台って、下にも下がっていく仕掛けになっているんですよね~こういうのはほかの劇場では味わえないかも。

オーケストラも良かったです。今日はハープが6台も並んでいて、驚きました。
今までせいぜい2台かなあ、見たことあるのは・・・。
「ラインの黄金」は出だしの部分が美しくて大好きです。今日は生で聴けて大満足!
映画「ニューワールド」にも使われていて、その美しい映像と音楽に癒されたものでした。また観たくなってきました~。

それにしてもこのお話に登場する指輪のありかたは、本当にトールキンの指輪にそっくりなのですね。
同じようなシーンが出てくると、おおっ!と身を乗り出したくなってしまいます。

まだまだこれからも時間をかけて、ニーベルングとつきあっていきたいと思います。
次回は「ワルキューレ」に行く予定で、とても楽しみ。
それまでにはまた、さらに勉強しておかなくては・・・。