チューリッヒ歌劇場「椿姫」

今日は、オペラ観賞に行ってきました。
ヴェルディの椿姫。


ところでこの文庫本の表紙の肖像画の婦人は、ヴィオレッタのモデルとなったマリー・デュプレシーという実在の人物です。

私が初めて「椿姫」を読んだのは、小学生の時でしたが、きれいな女の人が病気で死んだってことぐらいしか印象に残りませんでした。
考えてみたら子供が読んでもよく理解できないだろうし、それに子供用の、例によって文字の大きい本だったから、ほとんどあらすじしか書かれていなかったのではないだろうか……
本当はもっと、心や魂の深い部分を描いた作品なんですよね。

で、今回のオペラですが、チューリッヒ歌劇場で、オーチャード・ホールでした。
もう、号泣でした!
結構、男性の方も涙をぬぐってらっしゃいましたね……
というか、どちらかというと、男性客のほうが熱狂的でした。
やはり、わざわざ劇場まで足を運ぶ男性となると、かなりのオペラ好きなのでしょうね。
隣の席の白髪の紳士殿、
「ブラボーーーーーーーーーーーーーーー」
と、立ち上がっていました。


こちらはいつも聴いてるマリア・カラスのCD。
かなり、レトロな感じの音なのですが、そこがまた好きで。

それにしてもこの物語って、私の嫌いな純愛悲劇だったわ。
でも、オペラみたいに豪華だと、都合よく許せるのですね~
死に際に大声で歌ってても、気になりませんよ(笑)。


ところで、オペラといえばこちらも大好きです。
絵が綺麗で、ストーリーがしっかりしてて、ほんとに面白いです。
一条ゆかり先生は、いろいろな意味で尊敬します。