ワルシャワ室内歌劇場『セビリアの理髪師』
渋谷のオーチャード・ホールで「セビリアの理髪師」を鑑賞してきました。
とーーっても、楽しかった!!!大満足の舞台でした!
正統派☆ラブコメ・オペラ~ですね~
早口言葉みたいなロッシーニ独特の歌とか、テンポが良く、明るくて笑いがいっぱいで、本当によくできているなあ~と感心しつつ、楽しく鑑賞。
貴族をコミカルに批判しつつ、また、恋愛に浮かれる若き男女にも皮肉がこめられていて、軽い仕上がりで物語に引き込まれながら実はいろいろと考えさせられたり。
そしてツッコミたくなるシーン満載(笑)。楽しい~~
個人的には「陰口はそよ風のように」のところが特に面白かったですねー。
素敵なスペイン調のお衣装も良かった。
特に軍服姿の伯爵が可愛くってたまらず、お人形にして持って帰りたいくらいでした(笑)。
ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場オペラは皆さん美形揃いで、体系もスッキリな方ばかり。ビジュアル的にも非常に楽しませてくれました。
オケの音もすごく良かったです。
チェンバロが入ってくると、とても優雅で素敵でした。
続けて「フィガロの結婚」も観たいなあ~と思いました。
同じ人物が登場して、お話が続きもののようになっているんですよね。
伯爵もね~、あんだけ言っときながら結婚後は・・・(笑)。
ところでこの時代の理髪師って、スウィーニー・トッドのように(特にレイ・ウィンストン版のほうを観るとよくわかる)床屋というかカツラ屋さんの仕事がメインで、あとは街の何でも屋みたいな感じだったんですね。
観終わるととてもさわやか~な気分。
というわけで今日は気分もリセット。
ついでながら・・・。
レイ・ウィンストンのスウィーニー・トッド。
これはジョニー・デップのと全然違う雰囲気で、ミュージカルではなく、ひたすら暗くて、物悲しさの漂うおはなしです。
でも、これを観たら当時の理髪師の様子がよくわかりました。