『ヒッチャー』
これは、１９８５年製作の『ヒッチャー』をリメイクした作品。
先日１９８５年版のＤＶＤを観ましたが、犯人役のルトガーさんがかなりハマり役で、狂気と怖さをとても素晴らしく演じていました。
それに脚本など、作品的にもすごくうまく作られていて、かなり引き込まれました。
サスペンス好きにはおすすめの良質な１本ですね！
さて、今回のリメイク作品は、『ロード・オブ・ザ・リング』で素敵なボロミア役を演じたショーン・ビーンが出るというので、一部ではかなり盛り上がっていたと思われます。
何しろ、上映の場所が場所で・・・
銀座のシネパトスさんは、下を地下鉄が通るので、ゴゴゴ・・・という音と振動で有名な古い劇場です。
で、私はたいてい一人で行くのですが、客層はかなりマニアックな男性一人という感じが多くで、あとは暇つぶしっぽいおじいさんが、映画始まるやいなやいびきをかいてたりとか、まあ大体そんな雰囲気なので、女性客は普段ほとんど見られないのです。
しかし、今回は行ったら、まず行列ができているので、びっくり！半数以上が女性。
明らかにショーンのファンという感じの女性団体が真ん中の席にズラリと並んでて、着物の人までいて、かなり気合いが入っておりました。
「ひさしぶりぃ～」
「目、光ってた～～」
などとキャーキャーにぎやかで、いつもとぜんぜん雰囲気違うのでした・・・
上映終わってからも、なごやか～な雰囲気で、な、なんか映画の内容とのギャップがありました（笑）。
ショーンのファンは、やはりあれでかなり楽しんでいるんだなあと思って面白かったです。
それはさておき、ショーン・ビーンはとても良かったです。
ぜんぜん怖くないんですけどね。
むしろ可愛い・・・いややはりボロミアにしか見えない・・・とこれは俳優さんに対して失礼なのかどうなのか。
でも、彼は顔つきはコワモテなのに、性格の良さがにじみ出ているのか、本当に憎めない人です。
作品的には、オリジナルのほうよりもかなりＢ級っぽさが濃厚でした。
ちょっとスプラッターなシーンとか入ったり、出血量もオリジナルより多いし。
個人的にはそういうＢ級なノリも好きなので、結構楽しみました。
カークラッシュが派手でマイケル・ベイぽいかなあ～と思っていましたが、あとでオリジナルのほうを観たら、そっちのほうが迫力ありましたね。
あらら～と思いました（＾＾;）
まーとにかく足の下はしょっちゅうゴゴゴ・・・・といってて、映画の効果音なのか何なのか判別不能な状態でしたが、それもまた味なのでした（笑）。
脇役もいい役者さんを起用していて、二ール・マクドノーが出てくれて嬉しかった。
かっこいいですね～～！！！テンガロンハットもお似合いで♪
彼は最近では『父親たちの星条旗』が印象に残ってますね。
最後の海のシーンが忘れられないなあ。
公開前にこの画像を観たときは、
「きゃ～こわーい」
と思っていたのですが・・・
実際このシーンの時は、「かわいい～」
と思ってしまいました・・・いいのかなあ。。。
言い訳になりますが、私の友人たちも、みんな口々に「かわいい」と言っておりました・・・念のため。
ジム役のザカリー・ナイトン君、なかなか可愛くて気に入りました。
ただ可愛いというわけでなく、ちょっとひとクセ、個性的でしかもナチュラルな雰囲気が良いですね。
今後の活躍に期待します。
女の子も可愛かったです。ちょっとケイト・ベッキンセールみたいで。
「モーテル」と似た役だったせいもあって、そういう印象に思ったかもしれませんが。
ミニスカ＆キャミ＆ブーツというスタイルで銃を持って、なかなか決まっております。
オリジナルとは女の子と男の子の役が入れ替わっていたり、少し変えてあって、意味が違っている部分もありましたが、それはそれとして面白かったかなと思います。
噂に高し、表の看板です。
柳がいかにも銀座の雰囲気で、いいですね（笑）
背中が素敵です！
あっという間に上映終了となり、再度行く隙もありませんでした・・・
ＤＶＤを買って、また観てみたいです。
ちなみに、こちらがオリジナル。
このポスターデザイン（笑）
