見どころ満載なアクション映画『ヒットマンズ・ボディガード』
『ヒットマンズ・ボディガード』作品情報
時間:118分
原題:The Hitman’s Bodyguard
制作:2022年アメリカ
監督:パトリック・ヒューズ
脚本:トム・オコナー
撮影:ジュールズ・オロフリン
音楽:アトリ・オーヴァーソン
キャスト:
ライアン・レイノルズ(落合弘治)
サミュエル・L・ジャクソン(石井康嗣)
ゲイリー・オールドマン(安原義人)
サルマ・ハエック(浅野まゆみ)
エロディ・ユン(藤田奈央)
『ヒットマンズ・ボディガード』予告編
『ヒットマンズ・ボディガード』あらすじ
ネトフリオリジナル映画。
世界最高のボディガードを自負していたマイケル。ひょんなことから、殺し屋キンケイドの護衛を任されることに。
その殺し屋はベラルーシの独裁者の罪を証言するという。
国連にとっての最後の希望を守るため、マイケルは命とプライドを懸けてキンケイドを護衛する。
しかしこのキンケイド、あまりにも適当で横柄で飄々としており、事あるごとにちょっと神経質なマイケルの堪忍袋を刺激するのだった。
『ヒットマンズ・ボディガード』を観たきっかけ
『アダム&アダム』を観た後に鑑賞。
とにかく細かいやりとりや見せ方が、いちいち面白い。
はじめ吹き替えで見ていたが、ゲイリー・オールドマンが出てきたところで彼のベラルーシ訛りの英語がどんな感じか、ものすごく気になってしまい、40分くらい過ぎたところで英語+日本語字幕へ変更。
実際のベラルーシ大統領もWikiを読む限りでもかなりヤバそうな雰囲気……。
「支持率3%と言われているにもかかわらず、80%の票を得た」とある。こっそりと不正をやるのもダメだが、堂々と不正をやるのは国民を舐め腐っており、怖すぎる。
ゲイリーのベラルーシ訛り英語の極悪非道っぷりは、かなりの見応えだった。
イカれたベラルーシ人を完璧に演じており、さすがゲイリーである。
いつもの紳士的なイギリス人はどこへ?いやはや感嘆。本当にすごい人だ。
悪役の安原さんもすごく良かったけど、つい先日まで『ベター・コール・ソウル』を観ていたばかりなので、微妙にジミーの顔がちらついてしまう。
吹替版はライアンが加瀬さんじゃなくて違和感。あまりにもライアン=加瀬で脳内に刷り込まれすぎている……。
『ボディガード』風ポスター(笑)
『アダム&アダム』の時もマーベルキャスト4名と豪華だったが、今回はアベンジャーズの長官役であるサミュエル・L・ジャクソンと、デッドプールのライアン・レイノルズ。
サミュエルの吹き替えも、アベンジャーズの時はいつも竹中直人だったので、完璧に刷り込まれている。
サミュエルの妻、サルマ・ハエックがスペイン語でキレるところとか、ゲイリーのベラルーシ訛り英語とか、必聴部分が多々あるので、これはやはり字幕版がおすすめ♡
サミュエルの「please,mother-fucker」はとても良かった(爆笑)
『ヒットマンズ・ボディガード』の見どころポイント
さて、この作品は、ライアン(ボディガード)とサミュエル(ヒットマン=暗殺者)のバディ物コメディである。
ライアン(マイケル)=わりと細かい。マジメ。
サミュエル(キンケイド)=大雑把。それでいいの?ってところがあるけどメチャ強い。
ものすごい凸凹コンビが、何とかうまくやっていくのがおもしろい。
カーチェイス、アクションシーンは圧巻!
まず、アムステルダムの街並み、ロケーションが素晴らしい。
アムステルダムの街は古いので、道が狭く、一通が多い。
車両だけでなく、バイクをうまく使ったり、ボートを運河で走るのも良かった。アムスならではという感じのチェイス。
運河に沿って柵が無かったりするから、車がすぐに落ちる(笑)
こうしたロケーションを上手く利用した素晴らしいアクションシーンに仕上がっている。
車が何台、運河に落ちたことか。リハ入れて何台潰したのかな?(笑)
爆発シーンも何度もあったが、CGも使ったのだろうけどかなりハラハラする。
脚本が良かった。最初から最後までキレキレ、テンション高め。
監督はよく知らない人だが、演出がとても面白くて、センスの良さを感じた。
オランダのアムステルダムロケはすごく見応えがあった。
アムスとハーグには行ったことがあり、見覚えのある場所がたくさん登場するので、楽しかった。
ハーグの国際裁判所は気になっていた場所だったので、どういう雰囲気なのか、詳しい裁判のシーンや室内・建物の様子、外の警備などが見られて、とても嬉しかった。
軍の人かっこいいなー。
それにしても、アムステルダム市とハーグ市の協力がすごいなと思った。
エンドロールが6分もあってわりと長い。
ロケ地が多いし、いかにスタッフとかエキストラが多いか。撮影にお金かかってるんだな~と思った。
最後にオマケ映像がちょこっとあるのでお見逃しなく!
続編は『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』である。
今度はサルマ・ハエックのボディガードかあ。大変そう(苦笑)
こちらは2021年作で、劇場公開となっている。
U-NEXTで観れる。続編もぜひ見たい。
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