不都合な真実
制作:2006年アメリカ 94分
原題:An Inconvenient Truth
それにしても、昨年からずっと、環境とか社会問題をテーマにした作品が本当に多いですね。
とても良い映画です。
20個以上もの賞をとっているんですよね。
アカデミー賞にもノミネートされました。
全体的には、ゴアさんのセミナー形式で進行していきます。
プレゼンテーション(勉強になります!)も、お話のしかたもとても上手なので、
小学生のお子様にもわかりやすい内容です。
シンプソンズのアニメを使ったりして、面白かったです。
ゴアさんという人がどういう人なのか、もよくわかりました。
大統領選でブッシュに負けた人って、こういう人なのね、と。
こんなに一生懸命地球のこと考えてる人だったんですね・・・。
ようするに軍産複合体のロビイストとは対極な存在というわけですね。
しかし、私は長年自然食関係の業界にいるのですが、周りの人たちは結構、環境問題に対してまじめに考えて行動してる人が多いんですよね。
アコルトのお客様だって、皆さんそういう方ばかりだし。
なので、この映画のパンフの最後にあった「私にできる10の事」という項目には、「えっ?それだけ?」と思ってしまいました・・
あと、観終わってすぐに娘が顔をゆがめて、こう言いました。
「あれーーーー?食べ物のことはあ~???」
そうです・・・。
肉食がいかに環境破壊になっているかってこと、
きっちり言ってくれるもんだとばかり思っていたのです。
でも、甘かったみたい。
だって、私たちの間ではそんなことあたりまえじゃないですか?
たぶん、ここを読んでいるあなただってそのはず・・・。
一応、この映画の公式サイトの、「TAKE ACTION」のページでは「できるだけ有機食品を購入する」とか、「肉料理を少なくする」とか書いてありました。
少なく、ですか・・・(==)
多くする、よりはいいけど・・・
ハンバーガー1個につき5㎡の熱帯雨林が消えると聞きます。
肉をやめるということは、自分の身体だけじゃなくて、地球にもよいということなんですね。
って、書いてるそばから嫌になってきました(笑)
だって、もうあたりまえすぎるんだもん。。。
ゴアさんはベジタリアンなのでしょうか?
もしもそうなら、こういう影響力のある方には
バーンと語ってほしいですよね~。
「あきらめないで、私にできることをやる」
そんなメッセージにはすごく共感しました!!
もう、どうしょうもないと思い込まされていることに気がつく。
そのとおりだと思いました。
また、劇場の入り口のところにパネルがあって、
なんだろう?と思ったら、
「この映画上映の電力は、太陽と風によるものです」っていう説明がしてありました。
やろうと思えば、実現しないことはないって、最近は特に強く思うようになりました。