ロンリーハート

私は非常に気が多くて、大好きと公言している俳優さんが多すぎて自分では把握しきれていません(笑)。
でも、個性的な人が好きですね~。
あと、変態っぽい壊れてるタイプとか。


今回はジャレッド・レトが観たくてすごく楽しみにしていました。
かなり好きな俳優のひとり。
彼はオリバー・ストーン監督の「アレキサンダー」でヘファイスティオンを演じていて、そのアーティスティックな感性に惹かれました。
そのときは同時にコリン・ファレルも好きになって、オリバー・ストーン監督ってやはりすばらしいわ~と感動しました。


↑へファイスティオン

ジャレッドは、演技をしていてもどこかパンク調といいますか、自分をとことん壊すことに喜びを感じているように思えます。
今回の詐欺師役はじっっっつに良かった。
いつどんな役を演じても、芸術的に役柄に入ってしまうジャレッドですが、この詐欺師は最高の出来栄えでございます。拍手!!!
ストーリーは実在した凶悪犯罪者の男女カップルが主人公で、重い話ではあるのですが、ジャレッドが登場して何かやるたびに私は可笑しくて可笑しくて、笑いをこらえるのに必死でした(笑)。
ジャレッド、あなたはほんとうに最高のアーティストだわ!!


超変態で、すっごい良かったです(爆)。
小さい劇場だったので、前から2番目を陣取り、ジャレッドの変態っぷりにウケまくってました。
登場シーンで大爆笑しそうになり、そのあともいちいち登場するたんびに最高の変態演技を披露してくれるので、ひとりで笑いをこらえるのに苦しくって・・・(T▽T)ノ_彡☆
特に、鏡の前でカツラをつけるところとか、車の中で彼女の真っ赤な口紅が口のところについてて、さらにハゲ頭に取り残しのテープが・・・そしてさらに口紅が・・・(以下略)
とにかくジャレッド最高!!(≧ω≦)bな映画でした。
トラボルタは、真面目な刑事さんで渋かった!クール!
しかし、トラボルタもサルマさんも、メインのキャストが皆さん体の大き目の人ばかりなので、ジャレッドがすごく小さく見えました。
でもそれは、実在した犯人の女性が巨漢なのと、男性の結婚詐欺師は小男だったので、実際のイメージに近づけるためだったようです。
作品としても、「ブラックダリア」とか「アンタッチャブル」のような感じのレトロな雰囲気でハードボイルドタッチで、かなり好きなタイプの犯罪ものでした。
いや~~~楽しかったわ~~~
(注:決して楽しい内容の映画ではありません、念のため)   


サルマ・ハエックもグラマラスでゴージャス美女でした。
赤いドレスとルージュがよく似合って、まさに大輪の薔薇のごとき美しさでした。
しかし、実在の彼女はかなりの巨漢で、美女とは言いがたい容姿でしたので、かなり美化しているなあとあとでパンフの写真を見て思いました。

愛のために人を殺した、というのが彼女の言い分ではありましたが、
それは決して愛ではなく、独占欲を満たしたかった、というのが正しい解釈なのではと私は思います。
人を傷つけるならそれは、決して愛ではないです。

ジャレッド・レトは兄のシャノンと一緒に30 Seconds to Marsというバンド活動しており、彼はヴォーカルなのですがなかなかの美声。
また、音楽のほうも、ロック音痴の私でもカッコイイと思えます。娘も大のお気に入り。
セレブのご趣味でバンドやってますのよ、などというレベルではなくて、かなりしっかりしててゴシックな雰囲気もあって、センスが良いです。
以前にも書いたような気がしますが、このバンドのPVは大変素晴らしいです。
スタンリー・キューブリック調だったり、ベルナルド・ベルトリッチ調だったりと、映画をパロっているのが楽しいです。

実はジャレッドのファンの私には嬉しい秋なのです。
今週末には「チャプター27」でジョン・レノンを殺害した男を演じるジャレッド。
ありえないほど別人なジャレッドに期待・・・というか怖いもの見たさ・・・。でもうれしい。

人は誰しもロンリーハートか~なあんて、ちょっとセンチメンタルな気分にせつなくなるのも、時にはいいなあ・・・。
・・・と、友人がロンリーハートに浸っていたのがうらやましくなり(笑)、私もロンリーハートになりたい~~っと、また行こう!と意気込んでいたのに、もうレイトショーだけになり、まもなく上映終了・・・
悲しい。
ジャレッドのせいで、笑いすぎで終わってしまったわ・・・